2025年1月22日水曜日
ルックバック2024アニメ製作国日本
気もちは五つ星どころか六つ星。今。自分。8ページの折本漫画のフォーマットをたのしんでて。前半のあまりにもな個人的タイムリーさにびっくり。あのレシートのような4コマ漫画用紙って手づくりなんだろうか。もしあれが量産されてて普通に文房具として束で百均でもうられている世界。4コマ漫画のほうがストーリー漫画よりメジャーな世界線。巷の価値観も商業マンガ誌より学校新聞などのミニコミzineコピー本リトルプレス同人誌のほうが上な世界線。そんな荒唐無稽なグッズマテリアル系歴史改変sf作品。と。し。て。
2025年1月19日日曜日
ブロブ宇宙からの不明物体1988
怪獣映画。侵略映画。青春映画。スモールタウン映画。感染症映画。いろんなとり方ができるが。つよく印象にのこるの。やはりあのキッチンシンクの排水口にひきこまれるシーンそれとクライマックスでの下水道がらみの描写。なのでやっぱり下水道映画としたい。奴も巨大なうごくウンコっぽいし。でもわらってらんない。街全体がいつのまにか避難所生活みたいな不自由と疑心暗鬼につつまれ。人どうし泥棒かテロリストのようにおたがいをみてしまう。住民がいつのまにかなにかの実験の被験者にされている。この状況はまるで今の日常でそこらへんににたような事象だらけ。ため息。
2025年1月12日日曜日
哭悲TheSadness2021台湾
ハリウッド産に衝撃をあたえたjホラーだが最近はおなじかんじでjホラーに不気味な影響をあたえつつあるアジアンホラー。ホラーにおいてはオカルトな湿り気が重要だがタイや台湾の東南アジアホラーの蒸し暑さ。そこからかもしだされる思考停止感は確かに胸糞で癖になる臭み濃厚さ過剰さ。がある。冒頭ベッドで女の腹をまさぐる手付きからして自分にはもう衝撃だった。団地のベランダが庭状態で隣家と筒抜けなのかとおもいきや。共同通路だし。もう色々と迷宮。永遠におわらない慢性化した風土病としてのコロナ禍はいつどんな変異をするかわからない。また精神的社会不安が爆発噴出するかもしれない。夏風邪のような症状だらけの満員電車。毎日。急に豹変するのではないかという強迫観念にさらされての通勤。そんなかんじが全編にただよっている。温暖化によって世界が東南アジア化している事実現実。コロナも南方発祥だ。そのディストピア感。サバイバルへの意志。早朝五時の夕立ち。うけいれるしかないのか。こわれた環境こわれた体調。音楽的にも。チャルメラでのフリージャズはさびた錻力缶での打音をつかったようなチープすぎるymoのbgmテクノデリック期のサンプリング音楽をおもわせまがまがしい。そうした音楽も含め。後半。恋人再会へ。男の感染は普通は伏せて再会の。瞬間。幸福の絶頂から奈落へ。が普通。だが既に感染発症の予兆が。これではもりあがらない。し女がある段階で気付き葛藤するサスペンスにするには関係が単純すぎる。尺が短すぎる。親子とかならサスペンス方向でも盛り上がるのだろうが。以上のように総じて日本の90年代悪趣味サブカルの域をでていない。が90年代を今のポストコロナに照らし合わせて見えて来る限界とか可能性を考える材料にはなる。ワイヤーのアイシュッドハブノウンベターが頭の中でとまらなくなった。
2025年1月7日火曜日
通り魔の告白1969現代性犯罪暗黒篇
主人公ヤマザキの見事に仮面ライダーな70年代特撮ダークヒーロー映画。その棒読みセリフまわし石井輝男版地獄の宮崎勤とおなじ。いかにも文化系オタク障がい者でまずいい。また無気力大学生がキャンパスライフのかたわらでヒーロー活動なのも元祖スパイダーマンみたいでよい。登場人物セリフづくりがことごとくステレオタイプの紋切り型の説教調なの。まさに仮面ライダーやゴレンジャーなどの時代劇由来東映特撮をおもわせなおよい。主人公ヤマザキに錆びたナイフという日活ムードな特殊超能力をさずける女科学者。寺の木にしばられ結局ヤマザキにころされるが。その正体は実体のないマネキンで。まるで仮面ライダーxのgod総司令だったのにはシンソコ戦慄した。敵組織ショッカーに相当するのが首吊りプレイのできるバーを出先機関としてもっているセックス教団カルト。おくまったマンションの一室の本部アジトだが。妹にさそわれおとずれると。そこには赤頭巾の狼のような寝た切りの病気の姉。不気味な裸の女でこれがラスボス首領か。ベッドでシーツにくるまれハニートラップをしかけまっている。これはおそろしい。怨讐にまみれた戦前江戸の西川峰子布団部屋座敷牢監禁脳梅毒娼婦のようで。が主人公ヤマザキ見事にこれを粉砕。以下加筆。拾っただけのナイフを女がくれたと思い込み更にはその女をハリツケにして殺したとおもいこみ。けれど女はただのマネキン人形。これはヒッチコックサイコ級の異常心理描写でトンデモないやはり傑作。とすると仮面ライダーxも帰ってきたウルトラマンも主人公が既に死んでいる系で。末期の夢が自己のヒーロー化ということになる。ということでこの特撮2作もやっぱり名作。
2025年1月5日日曜日
宇宙人東京に現わる
妖星ゴラスが国連というきなくさい大組織を中心にまわる大上段にかまえたあつき科学者群像劇だとすると本作は一転まとめ役も世界会議なる仮設の正体不明のものだし科学者達もカジュアルな友人ネットワークで小津映画かよな宇宙軒などという和風バーもからみ庶民派科学者達の苦闘がなんともほほえましい。そんな舞台設定に岡本太郎の特撮キャラや的場徹の特撮セットがよくにあってて特に的場徹のそれは和風古民家から最新研究施設へのパンも不自然ではないくらい鍋や釜的な日用品的したしみやすさがある。これこそ江戸情緒か。ゴラスや世界大戦争よりもより寓話的なウルトラq宇宙指令m774につうず。
蘇州河ふたりの人魚2000中国ドイツ日本
じつは死んでいた系の成仏できない霊がみている時縛タイムループ映画。勝新の燃えつきた地図のような死んだ男が永遠に幻の女をさがすフィルムノワール。アニメ火垂るの墓の池と本作の河あと醉いどれ天使の水たまりは三大汚染映画。マーダーはタクシードライバーのトラビスビックルのような。歴史ある街によく都市伝説している幽霊で。上海やニューヨーク神戸など滅びゆく裏通りの飲み屋を訪れればスナックのママやバーのマスターに話が聴ける。彼らはゴーストライダーとよばれている。
2025年1月4日土曜日
感染列島2008年製作の映画
血の涙をながすゾンビ状態で廃墟の街に潜伏する感染者を反乱分子とし狩り出してゆく戒厳令下の自衛隊。このまま日本はなくなってしまうのか。後半そんなすさまじいパニックホラー映画となる。なんという国政の無力。まったく未知のウイルスであることが判明しそれまでの努力がすべて水泡にきす。もうこうなると感染症映画のテイさえみずから否定にかかったも同然。日沈リメイク版ばりの絶対的ノンポリティカルフィクション絶望映画。発症源病院は地方都市だからか医師看護師大半無事あと長野が無事なくらいで大都市はどうやら軒並み全滅。ラスト復興具合を見せるも北海道など地方のみ。日本限定でこの死者数。そらおそろしいほどの政治のえがかれなさ無力さはホラーとしかいいようがない。次パンデミックこそ現実はまったく逆の痛快希望ポリティカルフィクションの方に振り切れて欲しいものだ。
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