2025年1月12日日曜日

哭悲TheSadness2021台湾

ハリウッド産に衝撃をあたえたjホラーだが最近はおなじかんじでjホラーに不気味な影響をあたえつつあるアジアンホラー。ホラーにおいてはオカルトな湿り気が重要だがタイや台湾の東南アジアホラーの蒸し暑さ。そこからかもしだされる思考停止感は確かに胸糞で癖になる臭み濃厚さ過剰さ。がある。冒頭ベッドで女の腹をまさぐる手付きからして自分にはもう衝撃だった。団地のベランダが庭状態で隣家と筒抜けなのかとおもいきや。共同通路だし。もう色々と迷宮。永遠におわらない慢性化した風土病としてのコロナ禍はいつどんな変異をするかわからない。また精神的社会不安が爆発噴出するかもしれない。夏風邪のような症状だらけの満員電車。毎日。急に豹変するのではないかという強迫観念にさらされての通勤。そんなかんじが全編にただよっている。温暖化によって世界が東南アジア化している事実現実。コロナも南方発祥だ。そのディストピア感。サバイバルへの意志。早朝五時の夕立ち。うけいれるしかないのか。こわれた環境こわれた体調。音楽的にも。チャルメラでのフリージャズはさびた錻力缶での打音をつかったようなチープすぎるymoのbgmテクノデリック期のサンプリング音楽をおもわせまがまがしい。そうした音楽も含め。後半。恋人再会へ。男の感染は普通は伏せて再会の。瞬間。幸福の絶頂から奈落へ。が普通。だが既に感染発症の予兆が。これではもりあがらない。し女がある段階で気付き葛藤するサスペンスにするには関係が単純すぎる。尺が短すぎる。親子とかならサスペンス方向でも盛り上がるのだろうが。以上のように総じて日本の90年代悪趣味サブカルの域をでていない。が90年代を今のポストコロナに照らし合わせて見えて来る限界とか可能性を考える材料にはなる。ワイヤーのアイシュッドハブノウンベターが頭の中でとまらなくなった。

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