2016年1月31日日曜日

怪奇大作戦24年目の復讐

二十四年目の復讐。なぜ水棲人間だったのか。水棲、それが二十四年間の河川の水質汚染から、戦後なるものを言語でも思想でもなく、身体的に思弁的にとらえられうる立場であり、汚染が精神にも及んでいての物語の展開性をも示唆できるから。

2016年1月23日土曜日

セミ人間

コントローラーガラダマはチルソナイトでできているので分解できないから、電波を遮断して保管しておくしかない。本来なら、新たなコントローラーガラダマを飛来させればよいのに遮断を解いて古いコントローラーガラダマを流用しようとする。ということは、新品のコントローラーガラダマにコストをかけて侵略するまでもない、ということか。彼に与えられた、古いコントローラーガラダマを回収復活させる任務は危険な割にはそう重要ではないということになる。逃げた円盤の奴らも、どうせ辺境支配用外人部隊のならず者たちだろうから、自らの裁量で、仲間なのだからとして、彼を収容して上層部にはうまく取り成すなどという、度量もなかったのだろう。セミ人間。個人的に、人間体形態時も含めて同情あまりある悲劇のダークヒーローとして、君臨し続ける。