2016年1月23日土曜日

セミ人間

コントローラーガラダマはチルソナイトでできているので分解できないから、電波を遮断して保管しておくしかない。本来なら、新たなコントローラーガラダマを飛来させればよいのに遮断を解いて古いコントローラーガラダマを流用しようとする。ということは、新品のコントローラーガラダマにコストをかけて侵略するまでもない、ということか。彼に与えられた、古いコントローラーガラダマを回収復活させる任務は危険な割にはそう重要ではないということになる。逃げた円盤の奴らも、どうせ辺境支配用外人部隊のならず者たちだろうから、自らの裁量で、仲間なのだからとして、彼を収容して上層部にはうまく取り成すなどという、度量もなかったのだろう。セミ人間。個人的に、人間体形態時も含めて同情あまりある悲劇のダークヒーローとして、君臨し続ける。

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