2023年10月29日日曜日

デストロン最後の日

最終回論争のあるv3最終回。ライダーマンはその一派と自力で基地を脱走した。v3とは一派の一人をすくう最中にであった。風のようにあらわれ風のようにきえてこそライダーマン。最期のミサイル自爆は風見のみた悪夢かもしれない。バタル弾被害のptsdかもしれないのだ。結城はいつものように風のようにさっただけ。そうかんがえると最終回の一人のこされた風見の改造人間の孤独と哀愁はことさらにひびく。恋人純子の絶叫が切ない。障害者である改造人間は座頭市のようにいつも身を引かねばならないのか。哀愁。ダブルライダーでもりあげる必要はない。この孤独感が良いのだ。

恐怖は地底より

地獄の劫罰とはみずからの生前人生最悪のトラウマの瞬間が永遠にリピートすることらしい。で地下にあいた穴の暗闇をのぞきこむとその人なりのもっとも嫌悪する怪物がみえるのか。幻視だけじゃなく幻聴もだったら。今回のアースガロンとの対話もやばいものになって。まさにホラー回だったかも。でも聴覚を視覚のように電磁波に脆弱なものとせずポジティブなものとしたことでトークエーアイへの希望をえがいた。脚本がよい。

2023年10月26日木曜日

銃声一発! 風見志郎倒る!!

ある意味ミサイルを操縦する結城丈二よりもこちらの外科手術執刀でのヒロイズム発揮のほうが結城丈二ににあっている。その風貌もどこかブラックジャックににてダークゴシックだし。障害者ヒーロー。さて本題の風見史郎にうちこまれた弾丸だが。これはマイクロチップがエア注射器でうちこまれたとかんがえた場合ひどく現代的でうすらこわい。うちこまれた感覚がなく風見史郎はただなんとなく体調と精神がわるいだけとおもいこみ新宿の裏どおりをまるでヤク中のようにさまよう。これもコロナ後遺症コロナワクチン後遺症とかもかんがえあわせられもしオウムのサリンよりこわいテロ行為だ。とにかく本回はライダーマン全エピソードにおける最高傑作だとおもう。映画看板の裏がすぐ秘密基地だったり基地が公園遊具につながっていたり地下駐車場や警察がデストロン支配下だったりとディストピア感もコロナ戒厳令下のあの頃の日常の空気感そのものだし。結城丈二。本当は少女にも子供にも優しい人なのに。隠して風見史郎を支え任務遂行に専念する姿がいかにもハードボイルドだし男の友情。デストロンに裏切られた家出少女ジュンが結城丈二の手術の助手をしてそれがピノコに見えたりして頼もしい。勝気で真っ直ぐなとこもピノコそっくり。atgっぽい低予算演出がシュールを超えて日常のディストピア描写にまで昇華。魔術的リアリズムというのだろうか。マルケス風の陰謀と不条理だらけの独立した政治的カフカエスク作品といってよい出来。さらに考察をすると。変身すると戦闘モードとなり人一倍はやいうごきをとらえる視覚筋力も暴走し。風見いやv3に見えている世界は速さ大きさなどが狂って。全てが不条理に襲ってくるように見えるそれはそれは地獄のような様相なのだろう。だから結城は変身するな変身すると死ぬと言ったのだろう。脳だけは生身なので脳が人口筋力の暴走に耐えられない。想像するだけで恐ろしい改造手術の負の側面。核や操作済み遺伝子群といった神の領域の科学で汚染されまくった自然。改造された大自然。その統治脳である神はもはや発狂してしまっているのかも。だからこその天変地異やウイルス暴走。

2023年10月25日水曜日

ゲゾラ・ガニメ・カメーバ/決戦!南海の大怪獣

人の心をよむ宇宙意識が動物に憑依した怪獣。そんなクトゥルフ暗黒宇宙神話のしっかりとしたどすぐろいウラヅケ設定があるため。怪獣のプリチーさがきにならないどころかまさにキモカワさきどりにまでなっている。ゲゾラとガニメのなかのひとが足をいれているホンアシのかわいさよ。

2023年10月19日木曜日

ep47待ち伏せデストロン首領

クセのつよい折田演出がひかる傑作エピソード回。デストロン首領。まるでカルト教団教祖である。はたまた20世紀少年のトモダチか。某教団の集会さえ強烈におもわせるロケーション。誰もがしってる代々木体育館をかしきりだ。プロパガンダプロパガンダ。デーストローンデーストローン。前半の横浜高級住宅街をつよくうちだした演出からのこの代々木。なのでまるでマルサの女2みたいで胸糞だ。

2023年10月12日木曜日

第45話デストロンのxマスプレゼント

やっぱり折田演出回はぶっとんでいた。ブラックサンタのあとをおう結城丈二。たどりついたのは路上のマンホール。蓋をあけ地下におりると。なんとこうこうと太陽のあたる場所。シュールな地下世界か。デストロン少年幹部候補生の実戦訓練場。まるでイナズマンfのデスパーシティだ。ライダーマンは身をていして少年らの解放を交換条件にデストロンのダークサイドにあえてふたたびおちる。まるで黄色い悪魔時代のタイガーマスクのようなダークヒーローっぷりがよい。








第45話デストロンのxマスプレゼント

2023年10月4日水曜日

科捜研の女23最後のメッセージ第8話

前話の評のときもかいたけど。科捜研室内セットに。撮影用の機材をそのまま鑑定用機材にみたてて流用したりと70年代的低予算感が本話ではさらに最高度にいかされていた。ひろいバックヤード倉庫のようなセットに孤独にたたずむマリコ。子供のいないマリコ。不器用な母親のようにしかみえないマリコ。そんなマリコがよく表現されている。死んだ娘にいたわられるラストシーンのマリコ。泣ける。マリコが殺された娘の母親と同世代という設定が今回の話のようなものではこうもすごくおもくひびくのだ。このドラマのながさがあってこそ可能な良エピソード回。いっぽうドモンサイド。むきだしのコンクリートの階段の踊り場を流用した取り調べシーンが実にひえびえとしてて。シュール味をこえて社会派リアリズム味。で実に良い。オイルショック期の刑事ドラマをおもいおこさせる。とことん低予算低スペックで特捜最前線なみにつづけてほしい。あと偶然かどうか。悲劇の二号。仮面ライダーv3でのライダーマン回が本日から配信。科捜研本回悲劇のマリコ二号とかさなって。