2019年3月3日日曜日

GAMBA ガンバと仲間たち

やはり七人の侍の設定はワクワクさせられる。まず仲間が七人そろっていく課程。そして現場への移動。寒村や絶海の孤島で。環境が過酷であればあるほどモエる。敵のラスボスはある意味モンスターであればあるほど怪獣退治物っぽくもなりイイ。本作のノロイもその点イイ。集団催眠特殊能力のシーンはじつにもりあがる。それにたいして命をかけて催眠をとくムラのオサ。ここは非常にポリティカルであると同時に政治とはマツリゴトであるという視点があらわれており政治意識とは非常にあやうくもろいものという民俗学的文化人類学的相対思想であることがよくわかる。いってしまえば大衆文化サブカルチャー民主主義をかんがえなおすよい材料となるともいえる。子供むけだからこそ必要な視点ともいえる。ただゲーム的に蛮勇こそカッコイイとするのではなくホントの敵はなんなのか。ホントの敵はココロにこそひそむというオカルトでホラーな描写や視点。すぐれたヒーロー物とはやはりつねにすぐれたホラー物でなくてはとおもう今日この頃。で結論。本作ヒーロー物としては凡作だがホラーとしてはかなりイイ。そしてアニメっぽくないヘンな特撮とかんがえソコがイイとする筆者なのだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿