2018年10月18日木曜日

扉の先

逆プラシーボ効果といったところだろうか。オチはみえみえなのできらくにかかせていただくこととしよう。薬も先入観で毒とかわる。そう。ただの移送を執行とかんちがいして発作でしんでしまう死刑囚たちの悲喜劇。たしかに単純なプロットではある。でも。それはそれとして。個人的に主人公役の役者なのだがアウトレイジの印象がつよすぎて本作もアウトレイジシリーズそのスピンオフとかにみえてしまう筆者。笑。死刑執行人役の温水洋一氏もとても不気味ないいかんじ。とにかく本作。個人的になんといってもすばらしいところは世にも奇妙な物語ならではのスタジオセットおよび美術につきる。どことなくヒョウキン族のセットにもつうじる演歌の花道チックな独特のやすっぽさ。わざとらしさ。ホラーというより志村けんのだいじょうぶだぁなコントを連想してしまう。だいじょうぶだぁ。先日もやっていたがとにかくセットがいい。つづいてほしい。だからこそよけいにシュールがかんじられ頭がよい意味で混乱しプチトリップさせてもらえるらしい。しかしそれよりなにより本作。ひさしぶりの個人的ライフワークジャンル。下水道映画の存在をおもいおこさせてくれたことに感謝。舞台設定まるで拘置所刑務所にはみえない。不思議な近未来強制労働水道施設のよう。だからこそよけいに屋内シーンのすべてが上記したセットの魅力のおかげもあって。とにかく不気味な下水道にしかみえない。そう彼ら坑内作業者っぽい。そこのところがホントすばらしい。ライフルをもった看守といい近未来ディストピアsfなかんじにあふれている。

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