2018年9月6日木曜日

良心の呵責

世にも不思議な物語。そのなかの一本。閉鎖的な炭鉱町。みまわり中の巡査が倉庫の屋根裏で以前から行方不明のうわさになっていた女の死体を発見する。けっこう町で評判のあばずれだったのかも。まんまツインピークスのような雰囲気がたまらなくいい。そしてその死体発見の仕方がまたきわめて異常だった。そのため巡査自身が犯人とうたがわれ。すったもんだ。になる。たった30分の一話完結物だがみるほうが複雑化してみようとおもえばいくらでも大河ミステリーしてしまうようなつくり。とにかくちいさな町で顔みしりばかりの表面上は平和だが一歩ふみこむとそれぞれの事情と人間関係が複雑にからみあい。からみあい。からみあい。くらくらしてくるようなドラッギーさだ。製作意図は別のところにあるのだろうが筆者個人的には本作スモールタウンミステリーの小粋な雰囲気が存分にたのしめる。逸品だった。

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