2018年9月21日金曜日

三つ数えろ

本作sf作家が脚色したからか登場人物がやたらワープして話が難解なことで有名だがそれだけではない。主人公だが探偵のくせに拳銃は携帯せず。かわりにさも銃とはあくまで道具であるそうとでもいわんばかりに社用車と一体化させ日常から区別しているふしがある。それも尋常じゃないへんな美意識をおしとおした格好でだ。そう本来ならダッシュボードのボックスの中にいれておけばすむことなのにわざわざダッシュボードのしたにとびだし式の拳銃格納用スライダーをカスタムメイド。まさに少年雑誌のグラビアでいうところのコックピットのかくしボタンでとびだす秘密兵器そのものなのだ。ダサいとかいってはならない。こういう駄菓子屋っぽさをバカにしない。そういうのもハードボイルド精神なのではないだろうか。そしてその装置いかにも特撮していてやたらメカニカルかつメタリックでかっこいい。いざ敵と戦闘におちいったら一端車まではしり身をかわしのりこむやすばやくボタンをおしスライダーをとびださせ拳銃を手にする。わざわざのこのながれ。電話ボックスにかけこむスーパーマンやバイクにのりベルトバックルに風をおくらなければ変身できない仮面ライダー。そこにはそんなまるでかれらの変身シーンのようなかっこよさがある。つまり探偵が戦闘モードのヒーローへと変身するルーチンそれこそがこれなのだ。そのごミステリーゾーンとかのsf海外ドラマばかりをツベっていたらふるいドラマにぶちあたった。期待せずみてみるとまさにオープニングで上記の装置がでてくる。筆者だけがへんに注目してたわけじゃなかったのだ。しらべたら1959年のドラマで旋風児マーロウというらしい。

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