2018年8月8日水曜日

超常現象

西部劇のようなちいさな町白昼空から石がふってくる。もうそのシュールな映像気配だけでやられてしまった。ディランのウォッチタワーをおもわせる黙示録のかわいた世界観が最高。どこかほのぐらいクトゥルー暗黒神話感にもつうず。おまけに後日談のようなペテン師話もくっついてきてこうなるともうブラッドベリさながらもしくはやはりディランのサイケ詩さながらドアーズのセカンドアルバムジャケットさながら黄昏の宵闇のむこう側からくるったサーカス団さえ町にやってきそう。本作世にも不思議な物語なるオカルトオムニバスドラマシリーズのなかの一本で当シリーズなのだがやはりオカルトドラマ事件記者コルチャックのようによくできているのにコルチャック同様きわめて不遇にあつかわれてひさしい。双璧のミステリーゾーントワイライトゾーンのようなキャッチーなsf臭がないからか。もしくはキリスト教国ではちょっとヤバいオカルト黙示録感がそこはかにヤバいせいか。ましてやそんなバタくさい宗教臭なので日本ではさらに不遇。ワンコインdvdとして超不完全ラインナップが書店の片隅でバラうりされるも埃をかぶるかすぐ撤去。くりかえし様々なコンプリート豪華ボックスセットでリリースされる願望幻想さえ白昼夢のようにみてしまいそうになる。

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