2018年6月28日木曜日

吸血地獄

もしヒーロー的冠をつけなかったとしたら。ただにげのびるだけをテーマにした海外ドラマ逃亡者のようなテイストだったとしたら。仮面ライダーや人造人間キカイダーはそのルックスのキモさから本作のようになっていたのではないだろうか。たとえばキカイダーだが。悪の教授ギルがはっする超音波がその不完全な良心回路に作用し一時的にだが殺人機械になるような興味ぶかい設定がなされている。大体は人間体時でそれはおこるが。人間体時でも超音波をきかせられるとキカイダーの姿に強制変身させられ。そのおぞましい左右非対称の姿で人間をおそうとしたら。これはこわい。それはそのままニーナの48時間毎の吸血鬼化のシーンにつなげられそうだ。また仮面ライダー的要素をとりいれて。周作が科学の知識をみにつけニーナをなおそうとsriに入隊。結果ある程度のコントロールがきくようになりニーナもsriの活動に。その怪力と特殊能力で協力。二号ライダー編のようにニーナのあの変身体キャラはコミカルな期待にも充分こたえられるとおもうのだが。笑。シルバー仮面等身大編などは以上のような特撮と青春アウトロー路線の。ロードムービーのこころみだったようにおもう。そういう意味でも本作はこれらマニアック特撮作品の嚆矢だったのではないだろうか。はやすぎもしマニアックすぎもしで当時ではまったく理解不能だったろうが今となっては。

0 件のコメント:

コメントを投稿