2018年5月9日水曜日

噴煙突破せよ

筆者。モスラ対ゴジラ。怪獣大戦争。サンダ対ガイラ。この三作のこのましい見方がずっとよくわからなかった。いずれも巷では人気作というかオタクうけがよい。対となる。キングコング対ゴジラ。地球最大の決戦。フランケンシュタイン対バラゴン。こちらは素直にたのしめた。筆者。まだまだなのかと意気消沈。そこでひらめいた。どこかハタンがすぎて筆者にはどうしても失敗作としかみえなかったこれらオタク人気作。そうサイケなドラッグフィルムとしてみればよかったのだ。ロックオタクの資質で怪獣オタクに対抗。だなんてわけでもないのだけれど。ドラッグフィルムに失敗もなにもない。どうせすべてよい意味でのb級ジャンクフィルム。一時的なトリップ用日用嗜好品。映画の原形のぞきからくり。つまりその創成期から自明のこと。そして怪獣物こそドラッグフィルムの温床で本作もじつはドラッグフィルム。全編幻覚の。夢おち作品。ホラー映画キャリーがパニック映画ベンが良質の思春期映画でありえたように怪獣映画は幻想映画として青春映画にも純愛映画にもうけとりかたひとつでどうにでもなる。そんなヤバい可能性をつねにひめている。それをいっちゃなんでもありのおしまいじゃん。かもしれないが。

0 件のコメント:

コメントを投稿