2018年5月26日土曜日

よみがえった岩石怪獣

カメラマン役の東京氷河期をすくったおとうさんの偏執と漂泊っぷりが田所博士をおもわせ実によい。ファイヤーマンのシリーズ設定と日本沈没にはかなりの相関関係がみられる。ファイヤーマン。怪獣発生原因が。宇宙からの侵略とか放射能とか公害とかではなくおもに近海の地殻変動によるものとされている。防衛組織も。既存じゃなく緊急国家プロジェクト的に仮設されたもので国際的な規模をもたない。装備も民間調査用潜水艦からの転用が主要戦艦。わだつみに魚雷がセットされたようなものが毎回大活躍する。メンバーも大半が博士で体育会系じゃなく理系。母体がどちらも海洋開発センターとかなんとか。どうだろう日本沈没のd計画にとてもにていると筆者おもうのだが。おまけに基地というか本部というか内装が両者そっくり。自動ドアじゃない。まさに事務所というかんじで。もろd計画本部。制服なんか日本沈没に潜在する民族主義的なテーマを意識してなのかどうなのか。どこぞの作家の私設民兵組織風。まぁその組織の歌自体がとてもよくできたアニソン特撮ソングのようだったのでどちらがどうとかこうとかいえないのだが。で傑作回の本作。怪獣がでてくるにはでてくるのだが派生的に出現するのみ。メインのモンスターは。水。そういきている水による水害こそが敵なのだ。どうだろう。日本沈没してやしないだろうか。特撮も本家におとらずよくできている。それは本作にかぎらずで。ファイヤーマン全体にいえるのだが。炎や水の特撮がとにかく過剰で。スタッフがいかに日本沈没をリスペクトしているかつたわり筆者ひどく好印象なのだ。最後に。ファイヤーマン。番組後半にいたり舞台は山村に限定されていき。その村の子供と心かよわせるようなエピソードがふえてくる。うがったみかたすぎるかもだが。日本沈没の設定をとりこみ。というか設定にみずからとりこまれ。大半の臨海都市部は消滅した。そういわんばかりなのだ。だとするとすくいのない日本沈没にファイヤーマン。ほのかな希望の光をともしているようで当時の子供達がどれだけちからづけられたことか。震災後の子供達がどれだけちからづけられることか。ちょっとなけてくる。

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