2018年4月23日月曜日

かまいたち

以前。怪奇大作戦シリーズ中の吸血地獄が全編バッドトリップ幻想のドラッグフィルムだとかいたように本作。全編ヤング地方出身下町工場労働者の屈折した夢精な性夢。あのイージーライダー冒頭では薄ぎたない整備工場敷地界隈を無気力にゾンビのようにただうろうろしているだけの若者群像がえがかれる。仕事をしているのかヤクのとりひきをしているのかドキュメンタリーなのかなんなのか曖昧なへんな空気感ばかりがただよっていた。本作もあれみたいだ。たしかに夢オチ構造ドラマなふにおちないシーンが結構みうけられる。冒頭からあんな下水道のなかのような空間での死体見分はいくらなんでもひどすぎる。たとえ死体が無残すぎて置場にこまったとしても。ありえない。喫茶店アロワナショー。ありえない。違和感バリバリなサーボーつり人形退場ストリップショー。ありえない。ラストソングクレジットのサイケさと直前のシュールさ。ありえない。でも読者はそんな曖昧で重箱隅なことをかいてどうなる。オタクらしくきっぱりと長野卓監督の工藤栄一監督ばりな光と影の演出がどうのこうのとかけば。と筆者につっこまれるかもしれない。だって筆者。訳のわからないユーチューブな中二病映像作品もすきだし訳のわからないボーダーレスな文章もかきたい。だらだらと手もちぶさたでくるくるまわすシャーペンとか。そんな日用品との。そんなジャンクフードとのつきあいのようなくされ縁づきあい。うすくながく。みとめてほしい。だって本ブログタイトル日用映画劇場なのだから。

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