2018年3月27日火曜日

死を呼ぶ電波

本作は筆者的には電波公害パニック物だが電波ノワールな復讐犯罪劇としてスタイリッシュにつくられている。でも犯人は父親の復讐にとりつかれているというよりも電波電磁波といったそんな物その物の方にとりつかれてしまっているようにみえる。そこに筆者復讐をこえた巨大な狂気をかんじてしまうのだ。そこで筆者一番おそろしかったのが犯人所有のマンションの管理人室が秘密基地になっていてそこで犯人がおいつめられた時。画面の中に東宝映画電送人間の電送装置のような物そんな物さえそこに存在していてそれがうつりこんだ時だ。人類その物を憎悪し復讐しようとしていたのか。多分怪奇大作戦スタッフいつもの洒落だろうがこういうメタフィクショナルな恐怖を子供相手に嬉々としておこなうスタッフの人間性の方こそこわい。笑。

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