2017年5月16日火曜日

子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎

もはや乳母車がハイスピードのアクションツールと化している。子連れライダーのスノーバイクは仮面ライダーのサイクロン号を越えている。大五郎が乳母車と一体化し電子頭脳となり自力走行自力攻撃すらする。前後左右上下に可動式装甲と飛び出しナイフを配しトゲトゲの装甲車仕様に変形した姿は無敵。もしかしたら核にも耐えうるのでは。装甲車内でレバー操作している大五郎はアムロかシンジか。敵も敵で山奥のオンミョージ軍団はソクシンジョーブツ地底ゾンビ怪人を甦らせる。その戦法も父子にからむすべての人をことごとく惨殺し恐怖感に苛ませ発狂させるというヒョーローホラー責め。以上デマカセを羅列しているような書きっぷりになっているようにみえるがすべて事実である。しかしこんなのはあまい。なんといってもこれだけはやってはいけないのではないだろうかと絶望的になる所業。それは音楽だ。デヴィッドボウイの1984年とムソルグスキーの禿山の一夜を合体させてしまっている。嗚呼。こうして見直して見るとケナしているような書きっぷりだが最大の賛辞である。

0 件のコメント:

コメントを投稿