2017年4月19日水曜日

地上破壊工作

あの地下人類の、バレバレアイメイクだが、逆転の発想と言うか、コロンブスの卵と言うか、ニップレスとかマエバリに通じる本来見えてはならないモノ、の卑猥さが想定外で出てる、外人だからか。彼等にとっては眼は性器と言わんばかり、ともとれる。第四惑星のロボット長官の何処までも俗物な卑猥さに通ず。カラーシーンのメイクのそれは今見てもやっぱりあれ、だったが、ただ、モノクロの地下世界シーンでのメイクのそれに関しては、今見た方が更に恐ろしい。モノクロって事でか、またセピアって事でか、8ミリ時代、まだ輸入盤全盛だった頃のブルーフィルムや後のスナッフフィルムを連想させる、からか。更に、体育館の中央にポツンと設えられたハヤタの寝台、シュールだし、衆人環視めいて、辱しめられているようで、やはり何処か卑猥。後年の監督のSMな作風に通ず。何と言っても、地下四万メートルの地下都市が地上そっくり、なんて、のは、やはり、第四惑星程の完成度ではないが、今見ても充分魔界な雰囲気が伝わって来る。それにしても実相寺監督の描くマンやセブンって時に対ジャミラや第四惑星や本作のように、巨大ロボットな冷酷な破壊神な禍々しいオーラを発するんだけど、平和の巨人視な筆者からすると一寸複雑な気持ち。

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