2019年6月4日火曜日

ジャガーの眼は赤い

先駆的なヴァーチャルリアリティーをとりあげているとかどうとかではなくて。とにかく義手のウルトラセブンのサンドイッチマン。その強烈なグランギニョール自動人形改造人間っぷりにつきる。それプラス黄昏時の少年の神かくし誘拐のイメージ。とにかくレイブラッドベリな犯人像の怪異さ。それらをどこまでウルトラファイトな。いや怪奇ファイトな。そう。ストーリーがどうのこうのな価値判断をこえ。低予算駄菓子屋貸本屋的哀愁に視聴者自身。ちからわざで。つなげてくみとれるかどうかで本作の評価。わかれる。パノラマ島をなしえなかった男の悲哀。ズタボロ青春ドラマエピソードとして。筆者偏愛。はやすぎた70年代全共闘挫折テイスト。車での逃走など。そこはかとたちこめるロードムービーさ。それもヴァーチャル風景の中で完結するせつなさ。個人的にはたまらないものがある。さすらいのモバイルヴァーチャルリアリティー紙芝居屋として地道にやってればいまごろはジョブズ並のレジェンドだったのに。いやドクターストレンジラブか。笑。

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