2018年3月2日金曜日

実は本作は大空港とならんで筆者的には泣けるパニックというかホラーというかそんな作品なんです。大空港は犯人夫婦のせつなすぎる純愛が裏テーマになっていたとおもいます。で本作では。都会からほれておってきた男と田舎の因襲でわかれさせられたのにあきらめきれずこの小さな町にのこり教師をしているそんな不器用な女アニーがでてきますが。やはりその純粋さ健気さと実に大人の事情なかんじが子供の頃にはわからなかったんですがオッサンとなった今はそれがそれはそれはもうあじわいぶかくかんじられてしまって仕方ないのです。そんな気のイイ女性。邦画ならさしずめ演歌なスナックのママといったところでしょうか。を鬼畜ヒッチコックはズタボロにしてころすんです。だから益々泣けますね。恋敵でもある女主人公メラニーとの奇妙な友情もあってかどんどんアニーの方はハカナゲになっていくんです。そして遂に鳥達の餌食となります。しかし最期までしっかりと子供。そうわかれさせられた男の妹なんですがね。男をあいしつづけているアカシかのごとく。その妹へもあいするキモチをもちつづけ最期まで命がけでまもってケナゲなのでした。この辺が初恋をひきずっててもそしらぬふりでつきあう幼なじみとかでてくるスモールタウン物の青春群像アメグラ調をおもわせてもうくすぐったいような郷愁をよびさまされる筆者。何ともいえません。その最期の姿なんですが。鬼畜ヒッチコックはもう尋常じゃない程にサディスティックに無様なシニザマを彼女にさせます。ある意味ゴッドファーザーのソニーのズタボロ死体の頭を更に足蹴にさせたコッポラ以上の鬼畜ぶりです。

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