2017年11月9日木曜日

怪奇大作戦 ジャガーの眼は赤い

上記のようにかくとスピンオフ気味な劇場用映画版にもみえる。2時間ちかいけだるい作風でみてみたい。本作は仮想現実がテーマというよりその耽溺者の悲劇といった方がよい。霧の童話の犯人もそう。霧の童話は霧つまりガスの中に幻覚成分が混入され霧そのものがスクリーンにもなって被験者をバーチャルにつつみこみ幻惑するというもの。ただの幻惑ならよいがどうやら犯人側の動機には絶望が色こく破滅は必然であり結末で事件の村は全滅するが何か村そのものが例のガスに元々芯まで汚染されてしまっていて村人自身が鬱でみずからダムの栓的なものをあけてしまったかのよう。で本作だがシナリオ少々ハタンはいなめないが演出はするどく廃園つき洋館ずまいなんて。家系の没落さがきわだっててどこかこの二作はつうじているよう。ヤツハカ村やパノラマ島をモダンにしたっぽい。特に本作はコロンボ古畑マナーの魅力的な。犯人を主人公とする倒叙誘拐町田刑部物。更にイケメンダークヒーロー物としてもとてもすてがたい。義手のウルトラセブンはクールどころかもはや寒々しく正にダーク。また本作や霧の童話のような子供ずきの正統派ヒーロー三沢活躍回はダークヒーローな牧がコメディリリーフにまわっててお茶目だ。一人前キドリの野村はといえばトータス号でさおりと子供じみたデートで背のび。くれぐれも人身事故に注意してほしい。って果てしなき暴走の伏線になってるってか。

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