2017年4月30日日曜日

電光石火作戦

ウルトラマンの舞台設定とは。有事の防衛軍基地と荒廃した難民生活区なウルトラセブンとは打って変わって。安全な近未来都市とそれを保障する郊外のライフライン供給施設とで成っている。郊外のライフライン供給施設には科特隊日本支部基地のような防衛拠点なども含まれる。基本。平和なので郊外のそれらの施設に於いては都市部からの子供達の社会見学なども行われる。ホシノくんの基地への自由な出入りはそうしたウルトラマン特有の事情にも依っている。都市部に関しては近未来科学技術で高度なセキュリティが保たれているが。その分。郊外のライフライン供給施設への大規模化。負担増。職務激化といった事態は否めなくなっている。本作など。そうした事情下でヒトタビ怪獣が出現すると。人類滅亡的スケールな被害に至るといったウルトラマン特有のトンデモな世界をシミュレーションチックに現出させていて興味深い。いい換えれば。ウルトラマンの世界観とは。ウルトラqと地続きでアンバランスだが平時といえばいえる。事件は生活空間というより浄水場とか精油所とかウラン貯蔵庫とか無機空間で限定されて基本。庶民を巻き込まず起き。本作のようにボーイスカウトが台風で孤立化したケースは別。現場が作戦と名付け英雄的に対処するミッションチック。シミュレーションチックな印象が強い。一方。ウルトラセブンの世界観とは。怪奇大作戦と地続きでズバリ有事といおう。事件はほぼ何処でも起こり得て。団地とかの生活空間といえどもセキュリティはほぼ皆無で。安心出来ず影響は簡単に及んで来る。防衛軍は前線で忙しく庶民には手が回らない。だからsriのような民間で自警するしか無い。

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