2017年3月8日水曜日

24年目の復讐

二人が水棲人間を誘き出す箇所で水棲人間が水に濡れていなかったのは逡巡していた証で味わい深い。牧が単独で街に消える箇所もイイ。流れるリズムセクションだけのモダンジャズ。あっ。こういうのはピアノが無くコード感が薄くモードっぽいのでモダンジャズというよりはフリージャズと言った方が良いのかも知れない。しかし格好良い曲だ。線路上を歩く風情。行方を追うメンバーや刑事達の大所帯は地獄の黙示録のカーツ捜索隊のようで又ヨロシイ。自爆シーンのミニチュア特撮はオープニングの港の夜景と対で、やはり本作も青い血の女と同様にフィルムノワール感が横溢しているからか何故かヒドク筆者は惹かれるのだ。

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