2016年10月2日日曜日

『戦え!マイティジャック』「悪魔の海にとんで行け!!」

子供向けになったとはいえ、何気にアダルトな洒落っ気が、そこはかと散りばめられている。まずopだが、長いイントロをうまく使いメンバー紹介と副題が。歌が始まると旧mjと同じ発進シーンの流用だが。おっと、その前に。タイトルがmjの文字が割れて現れるが、これは、まさにウルトラマンのq割れ、そのものである。サブタイトル表示が、また洒落ていて通信タイプの映像のタイミングで、その上にかぶせられる。粋だ。ガラダマのopに匹敵するかっこよさ。女子隊員の紹介なのに、しっとりどころか爆発、これもいい。ぜひ科捜研の女でも採り入れて欲しいカット。さて本エピソードだが、いわゆる海洋奇談もの。前半は、とにかく、おどろおどろしい。フィルム反転映像の挿入と、その鬼気迫る演技。結局、敵が全く姿を見せないところなどは、侵略する死者たちと同様で個人的に、とても好きなテイスト。音楽催眠が、敵の主たる武器で、ラストで音楽音痴の源田隊員が、見事に、洗脳されたことを、からかわれているが、それより、なにより、天田隊長が嬉々として催眠にかかりたがっているところこそ突っ込んでほしい。笑。何故って、隊長役の南廣は、前職が、バリバリのジャズドラマーで、ミュージシャンなのだ。そりゃ全員の中で最も催眠にかかりやすいだろう。だからか、どうか、知らないが、ここぞとばかり、一肌脱ごうとする、その様、責任ある立場にも関わらず。笑。怪談ものを、こうしたユーモアで締め括るのも大人のドラマと感心。

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