前半はあきらかにフィルムノワールだがなかなか後半もスタイリッシュなフィルムノワールとしてじゅうぶんみれる。ジョンギャヴィンとアンソニーパーキンスが対峙するシーンなどは。かたや田舎の若者の典型的ステレオタイプオールドスタイルキャラで。ひょんなであいの都会の女をカラダでトリコにするようなカウボーイ型セックスマッチョ。そんな男と碇シンジのようなイマドキ地方少年の屈折しまくったマザコンひきこもりオタクとっちゃん坊やがファムファタール悪女ジャネットリーへのおもいをぶつけあう。完全無欠フィルムノワール大傑作作品としての本作のもっとももりあがるシーン。
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