2023年9月25日月曜日

マルサの女2

実は本作。前作とはかけはなれてて。日本沈没。人間革命。ノストラダムスの大予言。につらなる東宝特撮社会派路線の異形の大政治宗教映画。公開当時はどうしても伊丹映画としてしか認識できなかった。それはしかたないこと。それくらい伊丹十三は時の人だった。そしてそれは天国と地獄が黒澤ブランドつよすぎで。東宝特撮社会派路線の傑作と認識されなかった事情とおなじ。でも天国と地獄の。あの煙と阿片窟。東宝特撮特殊美術の威光以外なにものでもない。本作も冒頭とラストの崖崩れ。やはり東宝特撮特殊美術の威光以外なにものでもない。今にしてみればそれはすごくわかるはず。すくなくとも自分にはそうかんじられてしかたがない。統一教会ロシアウクライナ問題なんかも。本作の視点をそのまま世界地図にひろげたとしかおもえないくらい。それほどの先見性。

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