2020年9月1日火曜日

かかし

和ものだとロボットって鉄腕アトムからきているのだろうがイイモン役がおおいけれど洋ものだとロボットって逆にロボコップとかの正義派のほうがすくなくゴーレムやフランケンシュタインとか結構バケモンとか悪役ってかんじの伝統がつよい。これ本作も本来は笠地蔵などの方向性にいくべきなのだろうが叙情心情どころかまったく正反対にいっちゃってる。だからおもしろい。それどころかテッテー的に即物的にえがかれててかかしがまるでモンスターのようなあつかい。かかしのボロボロさが壊れかけのあのターミネーターにさえみえてじつにホラーしてる。ラストももやされるというようなスペクタクル描写にさえなっていて舞台がのどかな日本的田園風景なぶんよけい無国籍無歴史な異様な舞台設定にさえ異化されみえてくる。のどかな昭和田園風景に地底ロボットや巨大原子力宇宙船が登場し宇宙戦争の戦場。不条理ディストピアとかすあの東宝特撮映画の怪作。地球防衛軍のようだ。比較し本作けっしてほめすぎとはおもわない。傑作である。

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