2020年8月6日木曜日

エレベーター

安全上。最近はホームドアどころかモノレールのとかはホーム全体がガラスばりの駅さえあって安全かつ近未来な感じがして良い。でもたしかに駅って色々あって。モノレールはプラットホームが空中なので危険だからガラスばりなのはわかるとして。古い地下鉄の駅なんかどこまでがこの駅のプラットホームなんだよってくらい長く横にひろがって闇の奥に続いているなんてのもあった。このままいけば隣の駅と柵で隔たれた地点さえあってホームがつながっているんじゃないかとか。または。途中の夕闇の中で田舎の無人駅のホームのようにとぎれてしまっていてそのまま今は使われていない廃線線路上にポツンとなげだされおき去られるんじゃないかとか。色々妄想がひろがってしてしまう。さてさっきの近未来駅だが。それだとまるで駅がエレベーターホールと変わらなくなってしまいということになってさえしまい今度はエレベーターで妄想がひろがってしまう。エレベーターの坑道内を何機ものカゴが電車のようにはしっているのだ。もちろん。時刻表どおりに。だ。カゴも車両連結化しててホームというかホールというかそのドアも複数。エレベーターホール内には壁画製作現場でみられるような鉄骨足場みたいなのが持ち込まれている。そんなヘンな妄想。それどころかエレベーターが走っているのも球形の上の線路のように無限軌道上だとさえ考えてさえしはじめてさえしまうのだ。例えば地下のない一階どまり本マンションのこのエレベーター。無限大の山手線。ターミナル駅で終わりではなく終着駅の更にその先その先。じつは無限に深いエレベーターピットを有している。階数表示されないが裏操作取説がある。分厚い時刻表だって我が管理人室には完備されてさえいさえさえするのだ。底には地下水や比重の重い有毒ガスや一酸化炭素が溜まり死体が折り重なっている。何機に一機かはそんな冥界への下降用として幽霊達に使われている。反対に上り線だってある。いつの間にか誰もが自分は今エレベーターに乗っているのか電車に乗っているのかわからなくなる。だってほらもはや現代人はエレベーターのgを電車の加速と同じように感じなくなってさえしまっているではないか。リアルとヴァーチャルごっちゃになったネット社会。のように。そうなるとエレベーターの坑道も地下鉄の坑道のようにその闇の中すみずみ魑魅魍魎がゾンビたちが満ちてくるんじゃないかな。そんな気さえしてくる。

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