2012年3月18日日曜日

ヨコハマBJブルース

食えないブルースシンガーが探偵のまねごとをやる。元刑事だがあくまでもシンガーがメインだ。寂れたライブハウスではシャブの密売ならぬピンクフロイドのブートレッグの高額取引が行われてたりしてておもしろい。洋画のロンググッドバイを元にしたというけれど私にはシンガーが探偵をやってやっかいなことになるという顛末からタクシードライバーが一人SATまがいをやってトンデモなことになる洋画タクシードライバーをこの映画には感じるがどうだろう。とにかく主人公がエキセントリックなところは今もってかっこいい。まぁまわりはそれどころではない狂った連中ばかりだが。当時はレコードを売るためにプロモがわりに映画が撮られていた。それくらいレコードや音楽の方がエラかったのだ。しかし今では優作のレコードよりこの映画の方がまた陣内のバンドロッカーズよりバーストシティがイズミヤのレコードより監督映画の方がという風に逆転してしまっている。感慨深くもそこには考えさせられる課題が私にはあるように思われる。

0 件のコメント:

コメントを投稿