前半はあきらかにフィルムノワールだがなかなか後半もスタイリッ
2024年10月31日木曜日
サイコ1960米
2024年10月29日火曜日
セクシー地帯ライン
1961年製作の映画。ライン地帯シリーズ1950年代末和製フィルムノワールシリーズその第4弾。敵のアジトが戦前の古ビルで地下の物置からの脱出というのがいい。おもくかたいあかずの扉を解錠できたとおもったら逃走経路定番の下水道ならぬ護岸架橋工事現場で足場の組み方が迷路状態。巨大木製ジャングルジムでのチェイスシーンは当時のフィルムならではのスリリングさか。見事な昭和復興期都市空間迷宮感覚。時も深夜。終電後はひとっこひとりいなくなってゴーストタウンになる当時の東京。見事な時間迷宮の魔都だった。だから闇のなかつまりオトナノジカンいろんな悪や魑魅魍魎が跋扈できたのだ。正義側で警察以外ねないでおきているのはバタヤ横丁の戦災孤児くらい。そんな子供が解決の鍵として大活躍の大団円。
2024年10月27日日曜日
郵便配達は二度ベルを鳴らす1946年の映画
沖への漂流覚悟の自殺行為そのシーンでの水平線。何時なのか何処なのかsfチック。人工ホリゾントの空と人工プールの海面それら組み合わせが醸す奇妙な異界感。沖の潮に流され遠くの海岸に泳ぎ着いてしまった為に服や車を置いた所までボロボロになって歩いて戻ったんだろう。駆け落ちに次ぐ二度目も大冒険旅行だ。そのズタボロな結末。クライマックスのニック殺害パート。死後も永遠に山中に木霊し続けるニック最期の声。ラスト。ボルトが剥き出しのこれまたsfチックな留置場での禅的な独白。
2024年10月24日木曜日
バルカン超特急1938年イギリス
戦前ロンドン期ヒッチコックのバルカン超特急だが。ゲスなクラリネットふき。実は名探偵だったり。ただの狂言まわしかコメディリリーフかとおもったクリケットずきの凸凹コンビ。ウエスタンアクションに登場しそうなまさかの義賊ヒーロー兄弟だったり。この国境のくらく霧ふかい山中での人知れずの銃撃戦そのひんやりとした雰囲気がすきだ。さらに暗黒度をたかめるくろいハイヒールをはいた黒衣の修道女姿の女スパイ。最後は命がけの善意にめざめ見事なファムファタールぶり。ミニチュア特撮もありやっぱり本作はヒッチコック作品というより素敵b級フィルムノワールアクションとしたい。
2024年10月22日火曜日
悪魔のいけにえ1974アメリカ映画
誰もいない森の大樹の倒れた音はどんな音か。それと同じで。その芸術に触れた者は皆その芸術家によって殺される。そんな禅問答のような形而上芸術。それは存在したと言えるのだろうか。レザーフェイスはそんな芸術をつくる芸術家だ。その芸術品の数々がこの映画には映り込んでいる。それこそが本作の最大の価値である。本来誰も絶対見れない物が映っているのだ。ホラーではない。というよりゴダールのアルファヴィルの手法で撮られたエイリアンに劣らない暗黒アクション宇宙sfである。すべてが火星での出来事。川は干上がっているし月は地球の月ではない。終始唸りを上げるあのガソリン発電機はタダモノではない。電気ばかりか大気をも発生させているはず。アメリカのテキサスの田舎宇宙はどこまでもひろがっているのだ。
2024年10月21日月曜日
地獄のサブウェイ1972イギリス
夜の駅前ぐらいしかオープン空間があらわれない。あとは地下鉄ホーム。パブ。要人宅と徹底的に閉鎖空間で進む。モンスターアジト。モンスターがレザーフェイスほどの天才美術家ではないのでそんなに芸術的ゴシック迷宮ダンジョンしてないが。そのぶんカメラ目線での観せ方がとても粘着質でゴシックなので独特の荘厳さが醸し出されている。刑事部屋。窓から時折垣間みれる霧のロンドンが本作の物悲しい淋しげなムードを一層かりたてる。どこか続猿の惑星に似た設定。
2024年10月19日土曜日
ヴァイラス1999アメリカ
宇宙ステーションに積まれたaiが暴走。通信中だった海上観測船のコンピューターにウイルスとしてプログラムが侵入。乗組員を防火装置誤作動で窒息死させそれら死体にチップを埋め込みゾンビ化するとワイファイ電波で操った。これ一種のサイボーグ。改造人間は不気味であってこそナンボ。ここにこそ仮面ライダーのダークな魅力もあると再認。さて本作正味ゾンビ映画でそのサブジャンルの電子ゾンビ映画だった。ウルトラセブン侵略する死者たちと並べると本作かがやく。いやいやもしかしたら本来ゾンビとは元々すべからくaiだったのではとさえ思わされる。あのロメロゾンビで恒星や衛星の爆発が発端とあったがあれは異星人の作った人工衛星や宇宙ステーションの爆発だったのでは。