日用映画劇場
2026年4月16日木曜日
違い
2026年3月15日日曜日
70年代ゴジラ
2026年3月13日金曜日
リアルジャパニーズフィルムノワール
2025年11月24日月曜日
日常
2025年11月19日水曜日
2025年11月7日金曜日
最後の猿の惑星1973
2025年11月4日火曜日
続猿の惑星1970
2025年10月30日木曜日
エイリアン(1979年製作の映画)
2025年10月6日月曜日
2025年10月3日金曜日
2025年8月31日日曜日
デスパウダー日本の詩人でフォークシンガーの泉谷しげるが脚本監督1986年の低予算ホラー
2025年7月31日木曜日
地底go!go!go!
2025年1月22日水曜日
ルックバック2024アニメ製作国日本
2025年1月19日日曜日
ブロブ宇宙からの不明物体1988
2025年1月12日日曜日
哭悲TheSadness2021台湾
2025年1月7日火曜日
通り魔の告白1969現代性犯罪暗黒篇
2025年1月5日日曜日
宇宙人東京に現わる
蘇州河ふたりの人魚2000中国ドイツ日本
2025年1月4日土曜日
感染列島2008年製作の映画
2024年12月31日火曜日
霧笛が俺を呼んでいる1960
2024年12月30日月曜日
PERFECT DAYS 2023
Cloudクラウド(2024)
2024年12月13日金曜日
怪物2023
2024年11月14日木曜日
ゴジラ1954
2024年11月9日土曜日
サイコ2前作から二十年以上の続編1983年製作
2024年11月6日水曜日
シャイニング1980年製作の映画
2024年11月3日日曜日
フランケンシュタインの花嫁1935年ユニバーサル製作アメリカ映画
2024年11月1日金曜日
フランケンシュタイン1931米ユニバーサル映画
2024年10月31日木曜日
サイコ1960米
前半はあきらかにフィルムノワールだがなかなか後半もスタイリッ
2024年10月29日火曜日
セクシー地帯ライン
1961年製作の映画。ライン地帯シリーズ1950年代末和製フィルムノワールシリーズその第4弾。敵のアジトが戦前の古ビルで地下の物置からの脱出というのがいい。おもくかたいあかずの扉を解錠できたとおもったら逃走経路定番の下水道ならぬ護岸架橋工事現場で足場の組み方が迷路状態。巨大木製ジャングルジムでのチェイスシーンは当時のフィルムならではのスリリングさか。見事な昭和復興期都市空間迷宮感覚。時も深夜。終電後はひとっこひとりいなくなってゴーストタウンになる当時の東京。見事な時間迷宮の魔都だった。だから闇のなかつまりオトナノジカンいろんな悪や魑魅魍魎が跋扈できたのだ。正義側で警察以外ねないでおきているのはバタヤ横丁の戦災孤児くらい。そんな子供が解決の鍵として大活躍の大団円。
2024年10月27日日曜日
郵便配達は二度ベルを鳴らす1946年の映画
沖への漂流覚悟の自殺行為そのシーンでの水平線。何時なのか何処なのかsfチック。人工ホリゾントの空と人工プールの海面それら組み合わせが醸す奇妙な異界感。沖の潮に流され遠くの海岸に泳ぎ着いてしまった為に服や車を置いた所までボロボロになって歩いて戻ったんだろう。駆け落ちに次ぐ二度目も大冒険旅行だ。そのズタボロな結末。クライマックスのニック殺害パート。死後も永遠に山中に木霊し続けるニック最期の声。ラスト。ボルトが剥き出しのこれまたsfチックな留置場での禅的な独白。
2024年10月24日木曜日
バルカン超特急1938年イギリス
戦前ロンドン期ヒッチコックのバルカン超特急だが。ゲスなクラリネットふき。実は名探偵だったり。ただの狂言まわしかコメディリリーフかとおもったクリケットずきの凸凹コンビ。ウエスタンアクションに登場しそうなまさかの義賊ヒーロー兄弟だったり。この国境のくらく霧ふかい山中での人知れずの銃撃戦そのひんやりとした雰囲気がすきだ。さらに暗黒度をたかめるくろいハイヒールをはいた黒衣の修道女姿の女スパイ。最後は命がけの善意にめざめ見事なファムファタールぶり。ミニチュア特撮もありやっぱり本作はヒッチコック作品というより素敵b級フィルムノワールアクションとしたい。
2024年10月22日火曜日
悪魔のいけにえ1974アメリカ映画
誰もいない森の大樹の倒れた音はどんな音か。それと同じで。その芸術に触れた者は皆その芸術家によって殺される。そんな禅問答のような形而上芸術。それは存在したと言えるのだろうか。レザーフェイスはそんな芸術をつくる芸術家だ。その芸術品の数々がこの映画には映り込んでいる。それこそが本作の最大の価値である。本来誰も絶対見れない物が映っているのだ。ホラーではない。というよりゴダールのアルファヴィルの手法で撮られたエイリアンに劣らない暗黒アクション宇宙sfである。すべてが火星での出来事。川は干上がっているし月は地球の月ではない。終始唸りを上げるあのガソリン発電機はタダモノではない。電気ばかりか大気をも発生させているはず。アメリカのテキサスの田舎宇宙はどこまでもひろがっているのだ。
2024年10月21日月曜日
地獄のサブウェイ1972イギリス
夜の駅前ぐらいしかオープン空間があらわれない。あとは地下鉄ホーム。パブ。要人宅と徹底的に閉鎖空間で進む。モンスターアジト。モンスターがレザーフェイスほどの天才美術家ではないのでそんなに芸術的ゴシック迷宮ダンジョンしてないが。そのぶんカメラ目線での観せ方がとても粘着質でゴシックなので独特の荘厳さが醸し出されている。刑事部屋。窓から時折垣間みれる霧のロンドンが本作の物悲しい淋しげなムードを一層かりたてる。どこか続猿の惑星に似た設定。
2024年10月19日土曜日
ヴァイラス1999アメリカ
宇宙ステーションに積まれたaiが暴走。通信中だった海上観測船のコンピューターにウイルスとしてプログラムが侵入。乗組員を防火装置誤作動で窒息死させそれら死体にチップを埋め込みゾンビ化するとワイファイ電波で操った。これ一種のサイボーグ。改造人間は不気味であってこそナンボ。ここにこそ仮面ライダーのダークな魅力もあると再認。さて本作正味ゾンビ映画でそのサブジャンルの電子ゾンビ映画だった。ウルトラセブン侵略する死者たちと並べると本作かがやく。いやいやもしかしたら本来ゾンビとは元々すべからくaiだったのではとさえ思わされる。あのロメロゾンビで恒星や衛星の爆発が発端とあったがあれは異星人の作った人工衛星や宇宙ステーションの爆発だったのでは。
2024年10月17日木曜日
世にも怪奇な物語1967年製作の映画
ゴダールもトリフォーもsfをてがけている。パゾリーニやアントニオーニはどうだろうか。パゾリーニはほぼすべてホラーかって感じだしアントニオーニ砂丘はトンデモsfだ笑。フェリーニにはフジ隊員ばりの巨大女登場のsfがある。おなじようにオムニバスのなかのひとつとしてだが。おなじようにこれもオムニバスのなかのひとつでsfといってしまってもよいだろう。悪魔の首飾りポーが原作だが現代モノいや近未来ディストピアsfにしてしまっている。空港のテレインフォメーション装置におどろかされる。そのデザインたるや円谷作品かよとおもったほどだ。まるで恐怖劇場アンバランスとかで円谷一がてがけたかのようなしあがり。わが幻の円谷一版悪魔の首飾り。だって円谷一といえばスポーツカー。ウルトラqクモ男爵と怪奇大作戦吸血地獄のしあがりから想像すると類似感大。テレンススタンプがわりはもちろん岸田森で。
2024年10月13日日曜日
新猿の惑星
猿惑後期三部作の記念すべき第一作。忘れられがちだが後期があってこそ猿惑は伝説となったのだ。いかにもなアメリカンニューシネマずたぼろテイスト真夜中のカーボーイのようなヤルセナサの本作。続く征服はゾンビ79を完全にサキドリ。続く最後は80年代のウォーリアーズ浜省な郊外地方都市ストリートギャング感覚をサキドリ。後期猿惑シリーズ。sfとされがちだが実は猿と人との小気味良いアクションシリーズ。第一作をオールドウェーブロックだとすると第二作はパンクロック。第三作以後はニューウェーブロックに重なるのだ。ロメロゾンビシリーズはそれで大成功したのだ。ゾンビ映画なるジャンルを確立した。sfとしての考証などどうでもよいのだ。21世紀。猿惑ニュージェネレーション物もそれをおもいだしてほしい。そうすればゾンビ物に負けない未来がある。ジャンル映画としての猿映画の確立をめざさなくては本作に申し訳が立たない。
2024年10月12日土曜日
続猿の惑星1970アメリカ映画
猿惑シリーズ。頭こんがらがる円環構造。悪夢のような今の時間軸は後に書き換えられ別の少し救いのある時間軸へ。第一作のいかにも時代遅れな冷戦下旧ハリウッド活劇テイストも。本第二作の英国怪奇映画テイストもなくなり。モダンなニューシネマ風後期三部の新シリーズが次回から始まるのだ。前期二部作の特にこの続のトンデモさはぶっ飛んでいる。とかくパート2物は超名作かトンデモ作にわかれがち。あのゴッドファーザー2も名作とされがちだが一歩まちがうとトンデモ作だ。本作。前作のような娯楽sf大作性は皆無で。70年代ハマープロダクションなエログロ怪奇映画テイストに成り下がっている。でもそこが愛らしい。
2024年10月10日木曜日
遊星王子NTV1958年11月11日1959年9月4日
宇宙人ヒーローというより善のインベーダーというかんじで。異星人としてのミステリアスさが前面にでていて。特に初期回。仮面ライダーxのように。アクションというよりスパイ的活躍。というか暗躍がメイン。笑。でダークさシュールさが今の時代肌感覚に一周半まわってさきどって。合ってしまってる。
2024年10月9日水曜日
犬神家の一族
石坂浩二を主演として観ては面白くない。あくまでも狂言回し。本作は探偵ミステリーではないのだ。あおい輝彦一人二役主演のダークファンタジー。等身大サンダ対ガイラ。元はフランケンシュタインのような正義だった者が細胞分裂。一方は顔が傷ついた事で心まで病んでしまいの復讐鬼ダークヒーロー。一方はそれを押し留めようとする無力な母思いシンジな純愛弱々ヒーロー。その葛藤の物語と捉えた方が断然面白い。前半。刷り替わりモンスターとして人工の顔を着けて屋敷に黒塗りハイヤーで潜り込むあたりのあおい輝彦の重厚なダークヒーローっぷりは本当に素晴らしい。ノートルダムの傴男オペラ座の怪人ばりのゴシック感もある。短いシーンだが造顔師はまるで怪物を作ってしまった東宝特撮モノの不気味なマッドサイエンティスト。のようでマサに研究所でのモンスター誕生をおもわせるシーン。後半。廃屋はレジスタンス潜伏基地か。ってな感じで正義のスケキヨが母や恋人の窮地に馳せ参じるのもカッコイイ感じ。だが。前半には敵わない。でもそれで良いのだ。ベトナム帰りならぬビルマ帰りの。タクシードライバーのような戦争での傷負いダークヒーローストーリーなのだから。この素晴らしい原作をもっとも双生児ダークヒーローストーリーらしくしたのはやはり本角川映画版だろうか。ドラマ化や他の映画化も片っ端から見直したくなった。とにかくスケキヨいやアオヌマシズマの狂気のアンチヒーローぶりはダークヒーローファンタジーにふさわしい。元々はスケキヨと同じチョイダメなイイ奴だったんだろうが。その顔。その仮面。その声。そのフテブテシサ。その死体のブザマサまで全て超ワルでカッコイイ。
2024年10月8日火曜日
にっぽん昆虫記1963日活
2024年10月7日月曜日
2024年10月6日日曜日
地獄1960中川信夫
本作はノストラダムスの大予言や世界大戦争と同じく。人間の滅亡を描いた宗教映画である。ジョンヒューストンの天地創造のような3本のオムニバス。前半30分は昼メロか韓国ドラマかはたまたカフカかヒッチコック作品のような巻き込まれ型不幸ジェットコースター不条理ドラマ。主人公はまるでヱヴァンゲリヲンのシンジのように悩みに悩む。中盤30分。主人公は堕落。残り少ない人類が集う汚染スラム地区にまで落ちていく。そこでは仁義なき戦いさながらの愚かな最終頂上戦争が繰り広げられるが結局。共倒れと環境汚染での人類絶滅が描かれる。文字通りのスラムで。悪徳刑事。悪徳新聞記者。悪徳医師。悪徳介護業者。悪徳食品納入業者というように環境どころか組織も精神もすべてが腐敗しており犯罪者も流れ着く場末。果ては河上に謎の見えない巨大公害工場まで。終盤の残り40分は滅亡後のメタ異次元世界で。これまたエヴァンゲリオンの学園ドラマパートのような教室室内劇なメタフィクションテイスト。旧世界の回収と新世界への模索。選ばれし者その新人類への進化転生を形而上哲学的台詞を交えスペクタクルに描いている。だがメタだからチープだ。だから怪奇映画を観るように観てはならない。終盤に向かう程。盛り下がるばかりである。特に終盤は特撮初心者には理解困難。特撮マニアでこそ味わえる上級者向きの自主製作特撮風。なのである。あくまでも無印東宝の怪獣映画やパニック映画の正統派を経て。だ。その美術センスや編集テクニックをこそ。そしてその特撮的エンディングをこそあくまでも哲学的寓話として楽しむことができる。本作はスーパージャイアンツなどの新東宝特撮sfその究極の到達点に他ならない。そう。究極のダークヒーロー閻魔大魔王その人をデビルマンやウルトラマンの登場のようにワクワクして待つべき映画なのだ。
2024年10月5日土曜日
ナイトオブザリビングデッド1968アメリカ
まさに仁義なき戦いのようなsf集団抗争劇。立て籠った家はまるで都市のように広い。恐怖と謎に満ちた二階。女の独り暮らし。か。そして地下室の地下グループのその唐突な登場など続猿の惑星などは勉強すべき点が。拠点は一階か地下室かのポリティカルディスカッションも素晴らしい。クライマックスは一時敵対解消で二階と一階のチームプレーで一瞬だが砦か要塞のおもむきに。ラストでの地下室の使い方その神話的スケール感。まさにまさに教科書というか密室ゾンビ劇の原点にして聖典。
2024年10月1日火曜日
黒蜥蜴1968東映
東映特撮のサイケでゴシックなダークルーツ。仮面ライダーや江戸川乱歩シリーズ明智小五郎への布石。ショッカー女幹部黒蜥蜴。怪人剥製男。いや。もしかしたら影のラスボス的ショッカー大首領か。三島由紀夫。秘密基地感も最高。なにより数ある。純愛映画。の感動名作の一つ。
2024年7月17日水曜日
私はゾンビと歩いた!(1943)
絵画に美人画なるジャンルあるように美人とはいいもので。芸術とくに映画においては。ひろく応用がきく。たとえば小美人。モスラにおけるインファント島の。恋人の。南くんの。人造美人は星新一だし。そして死美人。ポーの小説でおなじみだ。いかにもボードレールなどの世紀末詩人がこのみそうな題材。ベッドによこたわる美人をゆびさし医者がこういうだけでもう映画になってしまう。彼女は死体です。でも不思議なことに。いきているのです。さらに。彼女は生体です。でも生命反応はなくしんでいるのです。ターナーにヒッチコックの偏執とにかく美人をさらに美人にみせるノワールなカメラもはや変態的。文学では谷崎潤一郎の筆か。
2024年4月24日水曜日
ぐるぐるメダマン#28地獄の鬼が迎えに来るゾー
最終回エンディングテーマにかさなる嵐の雨に身をさらす姿それは。まるで雨の路上を裸足でたちあがりあるきだす社会派女性自立映画の主人公。本作は帰ってきたウルトラマン最終回同様。公害や交通戦争に負けるなと。当時の子供達への応援歌となっている。上原正三のペシミスティックなディストピア感とは違って。ウルトラマンエースへの布石。
2024年4月3日水曜日
生きる1952黒澤明監督作品
最高度の濃度密度強度をもつポリティカルフィクション映画。前半はカフカのような変身不条理ロードムービーで無声映画メイクとノワールな表現主義技法が圧倒的。後半は真のポリティカルフィクションみるなら本作の志村喬と日本沈没の丹波哲郎はたまた仮面ライダー第二クールでショッカー支配に喘ぐ日本を救いにアメリカからやって来た千葉治郎扮するfbi捜査官滝和也かれらがいまのディストピアな現実にいてくれたらとつよくつよくおもわずにはいられない。帰ってきたウルトラマン仮面ライダーにつらなる真の義賊変身ヒーロー像がここに。
2023年12月7日木曜日
すばらしき世界2021
コロナや戦争とかでai化ディストピア傾向にある昨今の社会は窓口とかで複雑でヒヤヤカな対応をうけがち。昨日もケータイ窓口でそれに遭遇。軽度の瞬間湯沸かし器の自分でも血圧があがる。本作は社会派難病告発映画である。降圧剤にたよっていきるしかない瞬間湯沸かし器高血圧患者。ますますいきづらい。降圧剤。常用ではなく。特効薬というか本当によい薬が開発されることをいのらずにはおれない。
2023年12月1日金曜日
八つ墓村
おちのびた吸血鬼がゆきだおれた村のはずれで質素にいきのびようとしていたのに村人に当局へうられて虐殺されてしまう。末裔の女吸血鬼が復讐のパートナーとして同胞の吸血鬼男を街でひっかけ色じかけでディストピア村に監禁。まるでカフカの城のよう。そしてベトナムやオキナワの排外差別主義をかんがえさせられる。復讐のターゲットの村の地下は地球防衛軍のようにひそかに吸血鬼の本部要塞化がなされていた。そこには屍蝋化したドラキュラ伯爵。村の双子の老婆を死後もテレパシーであやつり復讐計画はすすめられる。ジョナサンハーカー役にはショーケン。ヘルシング役には寅さん。とにかく吸血鬼をやさしくうけいれてくれたようにみせかけ。てのひらがえしする村人がこわい。葛飾柴又寅屋車屋のように誰でもわけへだてなくうけいれやさしくしてくれる場は夢物語なのだろうか。もう地下トンネルとかソックリで。ガザ経済封鎖地区かよ。世界はもはや巨大なイスラエル八つ墓村。ベルリンの壁エイジに逆もどり。
2023年11月25日土曜日
あばよダチ公(1974)
製作国日本。上映時間93分。もしかしたら本作と野獣死すべしのエノケンヤリスギナンセンスドタバタコメディアクション演技は地続きなのかも。共に優作は探偵物語風な軽いメタコメディ演技ではないしジーパンとも違う。ライトでウケの良いテレビ向けじゃない。野獣での自嘲的かつグロテスクな教祖風人物。盛大にカルト教団的な物かつ集団主義的な物や権威権力を笑い飛ばしているよう。そうそんな風に彼の本質はもっとバンツマのような戦前無声映画的カイブツ。何処迄も異形の存在としての孤独の影。クリストファーリーやブルースリーのような怪優。優作の立ち姿にはそこはかとそんな孤高の自嘲的ユーモアが感じられる。はっきり言う。テレビでの人気者に成る時間があったらモット腐る程プログラムピクチャーに出て欲しかった。本作や野獣死すべしのようにツヨシナガブチヒトシマツモトなカリスマを否定しショーコーアサハラな教祖性を解体しまくる岸田森や伊丹十三や小沢昭一な痛快なモンスターとして。そんなプログラムピクチャーがまだあまりにもすくなすぎる。ゴミのようにあふれているようにみえるカルトVHS作品だが正規一般むけ娯楽作品にくらべたらかなしいくらいこころぼそい絶対数だ。そしてナントイッテモ幼児番組のヒーローとして身障者のカリスマとして。ゴジラのように。ミシマのように。
ア・ホーマンス
ラスト10分のカタルシス。これぞシン仮面ライダーv3。風のようにあらわれ巨大なサングラスを装着して変身する松田優作の姿はまさにライダーマンそのもの。うたれた石橋凌にジャンパーをかぶせるとみせかけ一瞬で改造蘇生手術をほどこす。これもv3にライダーマンがほどこした手術そっくり。奇妙な底辺の改造人間同士の友情を最高の東映魂でえがいた永遠不滅の大人のための東映特撮。片桐竜次とポール牧の不気味さはショッカー怪人以外何者でもない。
2023年11月23日木曜日
火垂るの墓
あかい幽霊は黒沢清やニコラスローグでおなじみだし冒頭で荒野へなげすてられるドロップ缶にはいった骨片の謎も今村昌平の復讐するは我にありの遺骨空中静止の謎とかぶる。そして全編が幽霊による回想なところはもろシックスセンスでしかもさきどりだし本作見事なまでに意味深で快調な出だしのスリラー映画ホラー映画しかも傑作。ゆえに。くらい反戦映画などという陰気なレッテルがはられおかげでエンタとしてのパンクとしてのポジティブさが年々うしなわれ抹香くさい芸術じみたかびくささばかりがめだってしまうようで実にくちおしい。本作しっかりアニメゆえの拡張された映画的身体性にみちている。節子はもちろん。細部にかいまみえる少年セイタの性衝動っぽいトマドイや怒りや反抗心も見事な。くらくギザギザな青春映画だ。特に空襲火事場泥棒に迄おちぶれ無法を謳歌し映画的に躍動する件は。自動機械戦争という殺人とセッパつまっての窃盗。どっちが重罪。といわんばかりだ。ニューシネマのようでパンクだしロックだ。無垢のみがすくいのポストモダン時代の人間の終焉歴史の終焉のスタンスで本作はかたられている。裏テーマの化学兵器にたいするいかりの昇華の結果のカタストロフィーな荒唐無稽さもゴジラからの東宝の伝統だ。雨どころか横穴の沼の水も人心もことごとく軍需工場の重化学物質いや未知の化学兵器材料か。それもオキシジェンデストロイヤーばりの終末物質。に汚染されていた。ヤバめな森の中の謎の横穴防空壕跡と沼もホント不気味。なぜつかわれず放置されたのか。なぜ大人達はちかづこうとしなかったのか。子供達ばかりが心霊スポットのようにあそぶばかり。ホント野坂原作の映画には傑作がおおい。エロ事師しかり。とむらい師しかり。誰か全漢字題三部作も映画化してくれないものだろうか。骨餓身峠死人葛死屍河原水子草乱離骨灰鬼胎草。対岸の高台の邸宅もきもちわるい。被弾し炎上する軍需工場地帯の幻影とかさなる。蓄音機の音が霧のように沼の上をすべり少女の幽霊が一人あそぶ。ひびきわたる空襲アナウンスの音色の幻聴のような酷薄さとかさなる。典型的なゴシックホラーの仕たてだ。この躍動からのこの落差。こわいし不気味なのだがなんともホスピタブルにいやされる。のも事実。特に真夏の夜の性夢か。暗黒にぬりつぶされた観艦式。筆者的に最高。これこそがゴシックの。ホラーの効用である。本作。この際。元祖ゴスロリアニメの。そのパンク的精神的古典とでもいいきってしまおうか。そして。くりかえす。まちがいなくあの沼は汚染されている。ホットスポットのような汚染地帯で予言的でさえもある。いや。あった。としてほしい。ドロップ缶におさまってしまう迄に汚染物質に侵食されていた骨髄そんな悪夢は近未来sfホラーの絵空事の中でだけでホントもう沢山なのだから。
仮面ライダーx、第7話、恐怖の天才人間計画
長坂秀佳脚本回の怪人はホント気色わるい。怪人はただの怪人で改造人間とかの出自があきらかにされはしない。とてもあいまいに濁らされている。指令もゴッド総司令として。怪人が日常の八百屋の店先など。ちょっと街の裏通り曲がり角に出向いたかとおもうと。そこでうける。怪人の人間態も街にすっかりとけこみ少女の憧れの人の良い大学生家庭教師だったりする。廃墟に不気味な機械仕掛けの地蔵やマネキンがポツン。ホームレスが拾ってきたのか。廃屋の隅のエロ本エロカセットテープのようにして。道中陣のように情報爆弾がしかけられている。
仮面ライダーx、第6話、日本列島ズタズタ作戦
日本の各地に武器をばらまく。もしくは日本のいたるところを兵器工場にしてしまう。それで嘘の情報を流し内乱を誘発する。挑戦人が井戸に毒を投げ込んで回っているとかな作為情報である。ゴッドが直接手をくださなくても日本人が。庶民が。いかに互いの信頼を失い凶暴化しているかがよくわかる。そんな便乗型の作戦が多いゴッドという組織。バドーの犯罪ロボットレンタル業に似ていかにも身軽で合理的。そこがまた情報ディストピア時代の犯罪組織の在り方を描いてて胸糞わるい。snsフェイスブックとかの偽アカウントを偽装すれば全く古くなく実行可能。そして更に今回の舞台。武器暴発事故を起こした兵器工場城下町の川崎界隈あたりだろうか元漁村。化学兵器や核兵器だと汚染もされていよう。露頭に迷い自殺したり。公害病に喘いだり。悲惨な事故遺児達がこの界隈にあふれかえっていく。水俣か火垂るの墓の神戸のように胸糞な地方都市である。そんな遺児達から見れば入植して来た飯場のオヤジ達は冷酷不気味な怪人に見えて当然である。夜中の造成地での酒盛り。おおさわぎしながら一升瓶を振り回す牛のような現場監督。
2023年11月18日土曜日
第18話そびえ立つ恐怖
イルーゴ。五類。致死率は低いが感染力が高い。つまり。それは汚染。コロナも今やウイルス汚染と言える。それは人の気分を消沈させる。裏で進行する闇権力。アッシャー家の崩壊の瘴気に相当する。全世界がポーやワイルドの時代気分厭世的世紀末思想に覆われる。さすが怪談新耳袋で触れて以来注目の継田淳ホラー胸糞な脚本。お父さんエッセンシャルワーカーに感謝。
2023年11月15日水曜日
走れクルーザー!Xライダー!!
2023年11月6日月曜日
バドーの殺人セールスマン
敵はあくまでも科学を悪用する科学犯罪組織という意味でも。動くラボ一人科捜研としての機能も兼ね備えているという意味でも。科捜研の女や怪奇大作戦の面白さにも通じ。という意味ではロボット刑事はマイティジャックにちかい万能エンタで。ものすごい男子ワクワク感。かつその不気味なルックスと真面目キャラのギャップがカワイイ。とどめに万能パトカーのジョーカーはめちゃくちゃカッコイイ。ロボット刑事そのタイトルは仮面ライダーと並びいかにも渋い大人な社会派リアリズムのそれで。東宝変身人間シリーズっぽい。人造人間。キカイダー。や。変身忍者。嵐。のような子供向けヒーローっぽさとは一線を画す。
2023年11月2日木曜日
ライダー4号は君だ!!
ライダーマンけっこうザリガーナにやられっぱなしだが。あれは直前に信頼していた首領の裏切りが絶望的にメンタルにきていたため。本来の実力をはっきできなかったからだ。一応変身してはいたが。武器のアームはいっさいつかえていなかった。あれだと人間態でたちむかっているのとおなじだ。また絶望がなければアームをつかってミサイルからの脱出もできたはず。いかに絶望がふかかったかわかる。でも次回でザリガーナはv3にズタボロにされてやられる。スカッとする。
2023年10月29日日曜日
デストロン最後の日
最終回論争のあるv3最終回。ライダーマンはその一派と自力で基地を脱走した。v3とは一派の一人をすくう最中にであった。風のようにあらわれ風のようにきえてこそライダーマン。最期のミサイル自爆は風見のみた悪夢かもしれない。バタル弾被害のptsdかもしれないのだ。結城はいつものように風のようにさっただけ。そうかんがえると最終回の一人のこされた風見の改造人間の孤独と哀愁はことさらにひびく。恋人純子の絶叫が切ない。障害者である改造人間は座頭市のようにいつも身を引かねばならないのか。哀愁。ダブルライダーでもりあげる必要はない。この孤独感が良いのだ。
恐怖は地底より
地獄の劫罰とはみずからの生前人生最悪のトラウマの瞬間が永遠にリピートすることらしい。で地下にあいた穴の暗闇をのぞきこむとその人なりのもっとも嫌悪する怪物がみえるのか。幻視だけじゃなく幻聴もだったら。今回のアースガロンとの対話もやばいものになって。まさにホラー回だったかも。でも聴覚を視覚のように電磁波に脆弱なものとせずポジティブなものとしたことでトークエーアイへの希望をえがいた。脚本がよい。
2023年10月26日木曜日
銃声一発! 風見志郎倒る!!
ある意味ミサイルを操縦する結城丈二よりもこちらの外科手術執刀でのヒロイズム発揮のほうが結城丈二ににあっている。その風貌もどこかブラックジャックににてダークゴシックだし。障害者ヒーロー。さて本題の風見史郎にうちこまれた弾丸だが。これはマイクロチップがエア注射器でうちこまれたとかんがえた場合ひどく現代的でうすらこわい。うちこまれた感覚がなく風見史郎はただなんとなく体調と精神がわるいだけとおもいこみ新宿の裏どおりをまるでヤク中のようにさまよう。これもコロナ後遺症コロナワクチン後遺症とかもかんがえあわせられもしオウムのサリンよりこわいテロ行為だ。とにかく本回はライダーマン全エピソードにおける最高傑作だとおもう。映画看板の裏がすぐ秘密基地だったり基地が公園遊具につながっていたり地下駐車場や警察がデストロン支配下だったりとディストピア感もコロナ戒厳令下のあの頃の日常の空気感そのものだし。結城丈二。本当は少女にも子供にも優しい人なのに。隠して風見史郎を支え任務遂行に専念する姿がいかにもハードボイルドだし男の友情。デストロンに裏切られた家出少女ジュンが結城丈二の手術の助手をしてそれがピノコに見えたりして頼もしい。勝気で真っ直ぐなとこもピノコそっくり。atgっぽい低予算演出がシュールを超えて日常のディストピア描写にまで昇華。魔術的リアリズムというのだろうか。マルケス風の陰謀と不条理だらけの独立した政治的カフカエスク作品といってよい出来。さらに考察をすると。変身すると戦闘モードとなり人一倍はやいうごきをとらえる視覚筋力も暴走し。風見いやv3に見えている世界は速さ大きさなどが狂って。全てが不条理に襲ってくるように見えるそれはそれは地獄のような様相なのだろう。だから結城は変身するな変身すると死ぬと言ったのだろう。脳だけは生身なので脳が人口筋力の暴走に耐えられない。想像するだけで恐ろしい改造手術の負の側面。核や操作済み遺伝子群といった神の領域の科学で汚染されまくった自然。改造された大自然。その統治脳である神はもはや発狂してしまっているのかも。だからこその天変地異やウイルス暴走。
2023年10月25日水曜日
ゲゾラ・ガニメ・カメーバ/決戦!南海の大怪獣
人の心をよむ宇宙意識が動物に憑依した怪獣。そんなクトゥルフ暗黒宇宙神話のしっかりとしたどすぐろいウラヅケ設定があるため。怪獣のプリチーさがきにならないどころかまさにキモカワさきどりにまでなっている。ゲゾラとガニメのなかのひとが足をいれているホンアシのかわいさよ。
2023年10月19日木曜日
ep47待ち伏せデストロン首領
クセのつよい折田演出がひかる傑作エピソード回。デストロン首領。まるでカルト教団教祖である。はたまた20世紀少年のトモダチか。某教団の集会さえ強烈におもわせるロケーション。誰もがしってる代々木体育館をかしきりだ。プロパガンダプロパガンダ。デーストローンデーストローン。前半の横浜高級住宅街をつよくうちだした演出からのこの代々木。なのでまるでマルサの女2みたいで胸糞だ。
2023年10月12日木曜日
第45話デストロンのxマスプレゼント
やっぱり折田演出回はぶっとんでいた。ブラックサンタのあとをおう結城丈二。たどりついたのは路上のマンホール。蓋をあけ地下におりると。なんとこうこうと太陽のあたる場所。シュールな地下世界か。デストロン少年幹部候補生の実戦訓練場。まるでイナズマンfのデスパーシティだ。ライダーマンは身をていして少年らの解放を交換条件にデストロンのダークサイドにあえてふたたびおちる。まるで黄色い悪魔時代のタイガーマスクのようなダークヒーローっぷりがよい。
第45話デストロンのxマスプレゼント
2023年10月4日水曜日
科捜研の女23最後のメッセージ第8話
前話の評のときもかいたけど。科捜研室内セットに。撮影用の機材をそのまま鑑定用機材にみたてて流用したりと70年代的低予算感が本話ではさらに最高度にいかされていた。ひろいバックヤード倉庫のようなセットに孤独にたたずむマリコ。子供のいないマリコ。不器用な母親のようにしかみえないマリコ。そんなマリコがよく表現されている。死んだ娘にいたわられるラストシーンのマリコ。泣ける。マリコが殺された娘の母親と同世代という設定が今回の話のようなものではこうもすごくおもくひびくのだ。このドラマのながさがあってこそ可能な良エピソード回。いっぽうドモンサイド。むきだしのコンクリートの階段の踊り場を流用した取り調べシーンが実にひえびえとしてて。シュール味をこえて社会派リアリズム味。で実に良い。オイルショック期の刑事ドラマをおもいおこさせる。とことん低予算低スペックで特捜最前線なみにつづけてほしい。あと偶然かどうか。悲劇の二号。仮面ライダーv3でのライダーマン回が本日から配信。科捜研本回悲劇のマリコ二号とかさなって。
2023年9月30日土曜日
いくぞブレーザー第12話
ガラモン操縦器の小型ガラダマはフワフワと不気味にとんでいく。たいして。チルソナイトソードの制御装置であるブレーザーのメダルはそこらじゅうにぶちあたり破壊。あげく壁をぶちぬいて暴走ぎみに爆走した。
2023年9月29日金曜日
墓場から呪いの手
円谷には東宝変身人間シリーズなる一連がある。本作その系譜とみると俄然おもしろくなる。男を主人公とみれば。ありふれた恐怖劇にすぎない。しかし女の事件簿な哀しき女版変身人間シリーズだとするとどうだろう。犯人の男によって女は腕人間にされてしまった。女としての根拠をことごとくうばいさられてしまったのだ。乳房も子宮もバラバラにされて。女は指輪とあかいマニキュアのながい爪それだけがみずからにのこされた女としての存在根拠といわんばかりに。地面をその爪でひっかき不快な音をたて進撃する。復讐というにはあまりにも不器用でただ実存につきうごかされているだけにみえる。あまりにもせつなすぎる女モンスターの姿。本作。牧紀子の鬼気せまる死体名演技からはじまり愛する男ととの墜落死でおわる。みるみるミイラ化していく腕人間。指輪とマニキュアばかりがものいいたげだ。これはガス人間水野が花輪のもとで黒こげの姿に実体化するのとかさなり。そのやりきれなさはハンパない。藤千代の腕の中でではない。名声の残骸の花輪の下でである。腕女も男のもとでではない。すぐそこに相手がいるのに戦争でひきさかれた男女のようなこの絶対的な孤独感。バラバラにされたのではなくこの女は元々バラバラだった空虚な女。それが男にみつぐ事で一瞬かがやきまた無にもどっただけなのかも。そうかんがえるといかにもむなしい。
2023年9月28日木曜日
第7話
科捜研のセットに撮影用の機材をそのまま流用したり。70年代的低予算感もかなりでてきた。もどってきた。あと今回の話のように。犯罪というより庶民的純愛をとりあげたり。やはり70年代的な雑多なb級z級感がいとおしい。オイルショック期の特撮や刑事ドラマのように。とことん低予算低スペックでつづけてほしい。
2023年9月25日月曜日
マルサの女2
実は本作。前作とはかけはなれてて。日本沈没。人間革命。ノストラダムスの大予言。につらなる東宝特撮社会派路線の異形の大政治宗教映画。公開当時はどうしても伊丹映画としてしか認識できなかった。それはしかたないこと。それくらい伊丹十三は時の人だった。そしてそれは天国と地獄が黒澤ブランドつよすぎで。東宝特撮社会派路線の傑作と認識されなかった事情とおなじ。でも天国と地獄の。あの煙と阿片窟。東宝特撮特殊美術の威光以外なにものでもない。本作も冒頭とラストの崖崩れ。やはり東宝特撮特殊美術の威光以外なにものでもない。今にしてみればそれはすごくわかるはず。すくなくとも自分にはそうかんじられてしかたがない。統一教会ロシアウクライナ問題なんかも。本作の視点をそのまま世界地図にひろげたとしかおもえないくらい。それほどの先見性。
炎上1958大映
市川崑まだリアルな初期で実録風とさえいえ市川雷蔵現代劇演技初でまだ地なのか素っぽくパンク。文芸映画というより。いわゆる90分枠の娯楽映画のフォーマットでえがかれたフィルムノワールスタイルの怪奇ミステリー。ピカレスクなダークヒーローとしてテロリストをみごとにえんじきっている。その火の粉の特撮面からいえば怪奇大作戦。呪いの壺の原点にあたるしキモいメンヘラ演技面からいえば仲代達矢中村玉緒ご両人ミゴトにハードボイルドしていて岸田森斎藤チヤ子の京都買いますの原点にあたる。怪奇大作戦ファンにとっては神映画。あの火の粉状の炎リュート物質の発色に違いない。三島作品でリュート物質によるテロがえがかれているなんて。もはや美しい星なみのsf度はゴジラ第一作級。東宝大映特撮マニアなら。もっと話題にすべき名作。
襟裳岬1975日活
秋吉久美子の歌謡三部作は話題になるが忘れられた山口いずみの歌謡映画。同時にカルト映画としても忘れられている。が。かなりの完成度だしカルト度。よくある複雑奇妙な男女二人の。遺骨を伴っての抒情ロードムービーなのだが。遺骨の生前が。その日常が。その人物像が。余りにも詳細に濃密に描かれる為。主人公が唐突に死ぬヒッチコックのサイコのようなショックホラーにしか見えないのだ。
2023年9月21日木曜日
第6話サバイバル72時間
2023年9月17日日曜日
親と子/ウルトラマンブレーザー
人間態とブレーザーとの意思疎通や境界が曖昧なのはブレーザーの精神年齢がおさないからだろう。今回もテレビの赤ん坊に反応したり親子怪獣に同情したり。たぶんウルトラマンタロウとおなじく人間態との合体の瞬間がブレーザーの精神態の誕生だったのだろう。初戦でのワイルドさはブレーザーが幼体ゆえのことだったのだ。
2023年9月15日金曜日
岬の兄妹(1019)
真夜中のカーボーイのリメイクとして観た。身体を売る美形とビッコの醜男。本作では妹と兄。最後の兄にかかってきた電話は再びクビの電話だと思う。不吉なラストシーンである。兄が妹を殺そうとする直前に見た足が治る夢だが。本家の砂浜を駆ける夢とオーバーラップする。今度こそ本家同様に家を追い出される事になるのだろう。本作。本家と同じく不景気が如何に過酷で。残酷な結末を弱者にもたらすか。を描いており。立派に本家同様。社会派映画としての機能を果たしている。見事な告発。
2023年9月14日木曜日
第5話
宗野賢一監督。前話と二連投だが前話は挨拶がわりで氏の職人技庶民性がでたにとどまっていた。が本作は持前の胸糞オカルトな部分が全開で。たのしい。今回の主人公エクソシストっぽい風貌の心理カウンセラー氏が被害者被疑者両方をプロファイリングするところから俄然もりあがる。といっても被害者の声は霊媒師ではないのできけない。そこで科捜研が植物の声をきく。被害者は大学を中退しずっとひきこもっていたのだ。悪魔憑きか。いやどうやら植物に異常にこだわり。憑かれるがごとくひきこもったものらしい。しぬ前に花をたべたりして不気味といえば不気味。ちょっと怪奇大作戦の美女と花粉っぽい。みずから遅効性の毒の花粉のようなフェロモンをまきちらす植物学の美人女教授はモンスター。毒にやられたゼミ生徒は次々と淫蕩な悪魔に憑かれたようにひきこもり悶々となる。なかなかに胸糞だ。
ゴーストシャーク(2013)
どことなく悪魔のいけにえや溶解人間をおもわせるぬるっとしたカメラワークだ。夕陽が印象にのこるのだ。そんなかんじで鮫にのろわれた入江の部落が舞台。因襲の老人と無法の若者がせめぎあう。せめぎあうだけで人物がふかく描写されない無機的即物的な群像ホラー。水のあるところならプールからトイレから自由に移動可能な四次元ザメ。でもそんなふうにミラーマンとかのハードsfチックよりにかんがえず。仮面ライダーの怪人のようにガバガバな演出のザルさゆえの神出鬼没さそれがきわまったとかんがえたほうがおもしろいしこわい。ただ。飲料水生活水にまぎれた病原菌による鮫の幻覚をともなう感染症映画としてみると。それもこわい。それよりも凶事の兆候の青白い光をチェレンコフ光とみるほうがもっとこわいかも。タイムリーだし。
2023年9月12日火曜日
武蔵野夫人
ヴェンダース小津の東宝作品がよかったのでゴダール溝口の東宝作品ということで期待してみてみる。撮影はゴジラ浮雲の玉井正夫だ。いわゆる白樺林をセレブが散策するジャンル映画としての高原映画。地平線のむこう東京への爆撃がゴジラチックな特撮。婦女子に配給される青酸カリ。防空壕ほってたらでてくる人骨。いやがる婆にうれしそうに手にしてちかづく爺。婆即死。墓場で爺遺言即葬儀シーン。ギャグかとおもうぐらいまがまがしい。爺葬儀中の空襲警報でいきなり戦後にタイムスリップ。謎の復員兵帰還でまきおこる犬神近親相姦異常性愛相続ミステリー。季節がいつも夏なのは地球によくにたパラレルワールド武蔵野パークをえがいたタルコフスキーチックな田園sfだから。音楽も映画音楽というより遊園地や行楽地でながれる宣伝音のような過剰さで武蔵野ふくめ戦後のすべてがテーマパークで作り物。といわんばかり。田中絹代がウエストワールドのユルブリンナーみたいなロボット感でまさに武蔵野夫人その電池がきれたかのようなこときれかた。武蔵野パークの創立者先代進藤英太郎博士によって建造された乙女ロボットが武蔵野パークから一歩もでないで武蔵野パークをけなげに一人まもりぬく。なかなかせつない。で本作もしかしたら赤線地帯にまさるともおとらずの自分大切な心のわすられぬ作品になるかも。風と共に去りぬ級だ。田中絹代はロボットみたいだが同時に少女のようでもある。とんでもない名演だ。戦災でやけだされ千と千尋な奉公にだされた孤児のようにえんじている。武蔵野が東京の下町のようなストリートにみえる。それも洋画っぽくニューヨークのコニーアイランドばり。
2023年9月9日土曜日
ヒエロニムスの下僕
ヒエロニムスの下僕。ウルトラqダークファンタジー。ずばり本作筆者的に下水道映画の大傑作とさせていただく。男がハンカチを液化されたさい。手の平の一部も液化されたのか。いたそうだった。ヒエロニムスマシーンの作動音はまるで排水口がたてるあのゴボゴボいう不快音そのもので下水道映画マニアとしてはたいそう心地よく興味ぶかかった。本作。そんなウルトラqダークファンタジーのなかの一本。さかのぼりウルトラq2020年の挑戦での人間消失だが。あれは素粒子化して異次元にとびさったわけではない。一瞬のうちに液体人間化しそうみえるだけ。水たまりに足をかけた瞬間きえているようだがそうではない。水たまりと同化してしまったのだ。冒頭に謎のスライムが登場しそれに接触して人がきえているのをおもいだしてほしい。あれはまさに映画美女と液体人間そのもの。さらに。しらべると。スタッフも意識して意図的に映画の設定をテレビにもちこんだとかかれている。ということで以上をふまえての本作の解説である。ぜひよんでふまえてほしい。本作はそれでその不気味さこわさが二倍ましになるのだから。かさねがさね本作筆者的に下水道映画の大傑作とさせていただく。脚本の高橋洋はやはりリングという下水道映画をものにしている。レンタルビデオ屋の床下に古井戸があってそこにはやはり恐怖の液体人間貞子がひそんでいた。そんな映画だ。下水道世界なるものを可視化したラストカットの冒険も見事な本作ヒエロニムスの下僕だが液体人間は井戸地下水道下水道がその棲息域だ。液体ということで液晶画面のなかにもはいりこむことさえできる。インクや現像液にまぎれポスターや写真にもはいりこむことさえできる。一種の二次元人でもある。リングも本作もテレビやビデオのなかに人がとじこめられる。それはほんとうに気もちわるいイメージだ。かくして。液体人間たちはいつもはくらくふかい魂のダークサイドをおもわせる下水道世界のなかで悶々としているのだが。雨ふりの夜など窓にべっとりはりついたり。液晶画面から液晶画面をわたりあるいたり。して。液にふれたものをやはり液体人間にしてしまう。謎を謎のまま。にして。
オトノホシ
ガラモンは名前ではない。ガラダマに積まれたモンスターだからガラダマモンスターその略。ガラダマの飛来は侵略ではない。原子炉そのものの不法投棄である。セミ人間は清掃局員もしくは演歌ずきなダンプの運ちゃんつまり底辺労働者。廃棄場に派遣されガラモンを誘導。エイリアンのゴミ運搬宇宙船員って設定もたいがいに底辺だったが。ガラダマのガラはガラクタのガラでゴミアクタの意味もある。もはや侵略以上の始末の悪さか。ガラモンはロボットである。それも大きさすらまちまちな三流大量生産品。なぜならガラモンそのものが移動可能な原子力発電所だから。手や足の装甲は剥がれやすく使い終わったら使い終わったで厄介な旧式の原子炉。それを廃棄物用コンテナであるガラダマに乗っけて宇宙の果てから地球に向けて奴ら片っ端から廃棄しているのだ。ついでにゴミにICチップタグを付けるように電子頭脳の小型のガラダマまでおまけして。しかしそんなエコロジーな文明批評や詳細説明は表立ててやったんでは効果半減。ヘドラがそう。説明し過ぎ。そういうのは背景におしとどめてこそ真の文明批判なのだ。その点ウルトラqはすばらしかった。ゴジラ第一作もそうだし怪奇大作戦もそう。だからガラモンが動く廃原子炉であり制御不能で口からメルトダウンするとかという設定よりもいったん電波を遮断されるとふたたび電波を流してももう二度と作動しない点。つまり電波は墓場つまりゴミ捨て場所定位置への一度きりの誘導電波にほかならないという何かひどく無常感漂うあのラストそう文楽とか能とか今回のラストタンゴっぽい設定演出編曲の方が世紀を越えて残る古典においては何倍も重要なのだ。
2023年9月8日金曜日
007ゴールドフィンガー
スパイ映画と探偵映画のちがいはどんなところだろうか。事件へのとっかかり。か。探偵映画はあやしい美人の依頼人が事務所をおとずれ。スパイ映画はハイテクなツールで連絡がはいり探偵映画のようにむこうからではなくこちらから秘密基地めいた場所を訪問しこうるさい上司から詳細をきく。ところから物語がはじまる。第一作第二作でのボンドはどこか探偵めいていた。おかげでしっかりハードボイルドしてた。しかし本作のボンドはかかわる女という女がしんでゆくしハードボイルドというよりどこかボーヨーとしてて人間失格な太宰治みたい。つまりいきた人間感がなくその不死身さもどこか幽霊っぽいということ。そこが本作の。いや本シリーズの自分としては最大の魅力。逆に悪役が人間くさい。ブレードランナー味といえばよいのか。そんな傾向はいよいよ定着していくが本作が一番あやしくて怪作なシリーズ第三作。
2023年9月7日木曜日
フェイクプラスティックプラネット2019
2023年9月6日水曜日
ゾンビの誕生ナイトオブザリビングデッド1968
正に仁義なき戦いのような集団抗争劇。立て籠った家はまるで都市のように広い。広く感じる。こういうパノラマ表現がロメロはホントうまい。恐怖と謎に満ちた二階。二界か。女の独り暮らし。だったのか。ノーマンベイツの母親か。そして地下室の地下グループのその唐突な見事な登場の仕方など続猿の惑星などは勉強すべき点が。拠点は本部は一階か地下室か。のディスカッションも素晴らしい。クライマックスははからずもの二階と一階のチームプレーで一瞬だが無敵要塞のおもむきに。ラストでの地下室の使い方そのスケール感。正に教科書というか密室ゾンビ劇の原点にして聖典。
2023年8月31日木曜日
第3話
テキストマイニングならぬ音声マイニング。よくあるシリアルキラーのプロファイリング物だけど。深めたら傑作になりそうな脚本。起こる全ての通り魔事件が一人の犯行ではなくて一件毎に違う犯人がのネットを駆使しての模倣犯。そんな事態を考えてしまった。今や時代はサイコパスを超えた胸糞さで。もはやディストピアとしか言いようのない暗黒さ。底辺同士がデジタルリアル問わず鬱憤を晴らし合うリアルsns社会。そんな暗黒時代だからこそ。細やかな情緒や人情が事件を解決だけでなく未然に防ぐ。これからのai犯罪時代の刑事ドラマは一周回って昔に戻るのかも。老刑事の奥さんの息子への無償の愛が犯人をシリアルキラーに追い詰める事なく傷害致死と模倣犯に逆に押し留めたのでは。そう考えると。泣ける。同じディストピアでも先日観た藤井秀剛監督の映画猿ノ王国が復讐心にアクセルし血みどろの結末になるのと対称的。
2023年8月24日木曜日
第2話
廃墟化したビルの高層階その屋上のペントハウス。犯人と疑われた被害者の叔父。勘当されて。野鳥探偵を開業。ペントハウスはその探偵事務所か。カッコイイじゃないか。傷天してるじゃないか。廃墟ビルの高層エリアは。野鳥も集まって来るし。ワケアリ女も集まって来る。しかし。ところで。それにしても。真犯人。ボロ船に死体を乗せて河流しとは。風流風情どころか時代劇かよな時代錯誤な怪談感。夏らしいと言えば夏らしいけど。
2023年8月20日日曜日
2023初回2時間スペシャル
櫻井武晴脚本兼﨑涼介監督。強盗闇バイト実行犯の若者二人が良い。移民スラムのような地区に住む大男は偶然の殺人犯に堕す。闇バイトを渡り歩いていたのか痩せた方の男。あんなに饒舌だったのに今じゃ別人のように負のオーラ濃く。挙げ句の果てが爆死。二人のアイダに人間的交流は皆無。真犯人は殆ど狂人なコンサル野郎。充分一本の胸糞映画っぽい。
2022年12月21日水曜日
2022最終回
今シリーズ科捜研の女2022とあるように実体はリメイクだったのでは。何十年かたってが普通だが元の作品から連続してつくられたリメイクとかんがえたい。すると二台目マリコが現実的にあり得る。代を台としたのは実は都市伝説でマリコは科学捜査アンドロイドかも疑惑。それをつくったのが古久沢。古久沢自身によってシャットダウンされたマリコを土門がお姫様抱っこで救出。土門はマリコがアンドロイドだと知っている。
2022年12月14日水曜日
第8話
今期2022の科捜研オフィスはパーティションでくぎっただけの別棟建屋っぽくてひろくかんじる。それを舞台演劇っぽくいかしてワンカットながまわしがさえている。いかにも低予算映画っぽいところそれがなにより個人的に気にいっている。おかげでマリコの心象風景な推理シーンにも発展し。前衛的な印象になっている。怪奇大作戦でそれがいきた回といえば。かまいたち。
2022年12月7日水曜日
2022年12月3日土曜日
らごんさま
ないものねだりかもしれないが舞台は開発都市にしないで中央に巨大な水たまりののこる夢の島のような埋め立て地にしてほしかった。ひとりたちのかないで掘っ立て小屋にいすわっている老婆。怪獣使いと少年のようにしてほしかった。工事入植組は昭和でおなじみのプレハブ長屋。天岩戸とかださないで町の中心に酔いどれ天使のような巨大汚水だまりを象徴的にはいして。そこに引き込まれそうになる少女。ウルトラqダークファンタジーのヒエロニムスの下僕の下水道映画感。あんなかんじにしてほしかった。
2022年11月30日水曜日
犯罪予想システム
科捜研の女2022。第6話。ラテ欄用サブタイトル犯罪予想システム。最新犯罪予測システムvs刑事の勘。ゲスト松下由樹。aiによる犯罪予測システムによって闇落ち傾向の人間を大量に抽出し近親者や本人に将来を悲観させ。でも大丈夫。貴方には教祖様が就いておられるから。とばかりにカルトへと誘導する。宗教とは心のワクチン。な。の。か。副反応が皆無の宗教ってあるのだろうか。不良少年とキリスト。
2022年11月16日水曜日
天才科学者VSサル
もはやレギュラー陣の方がサブである。男はつらいよもそれだからよかった。金八の収束が今一だったのは常に主人公がメインだったから。ただし一生徒が主人公だったパート2はのぞく。メインはその回毎のゲストの方で良い。前回はそのゲストが本当に主人公として主人公していた。新レギュラー準レギュラーがメインでも良いのだが余り上手く機能させ切れていないように見える。実際それは難しい。金八シリーズがそれっぽい事をやっていたが結果は上記した通り。今回は猿亀中国人万年助手の四者にもっとスポット当ててればと思った。
2022年11月9日水曜日
人体白骨化20日法
科捜研の女2022第四話。地方都市の漁港のちいさな町が舞台。底辺での屈折した青春群像。スタインベックの小説のような水びたしの鬱な時代と環境。だから。主人公のサイコパスな骨マニア少年化も自然。オタク少女との恋。少女の家庭。これだけで今風の胸糞映画がとれそう。犯行手段もいかにもツインピークスな田舎ミステリー。そんな複雑大河な題材をダイジェストにしたよう。怪奇大作戦の初期クールのようで。グロおおめで。こうきたか。主人公役もウルトラマン俳優で円谷がらみだし。正式に円谷プロここらで作品に参加してほしい。科捜研22。なかなかやる。
2022年11月2日水曜日
完全密室殺人実験
科捜研の女2022第三話。もうすこし学部内の人間関係がほりさげられてれば企業ミステリーとしてみれたとおもう。ブローカーも悪徳探偵のようにからんでたし。ショッカー首領のような粛清学部長がいい。ほとんどマリコは解説者状態。でもそれでいい。毎回ゲスト主人公の犯罪科学者列伝でいい。
2022年10月30日日曜日
ペコロスの母に会いに行く
原爆にあったうえに苦界にきえるという永遠の幼馴染みを捜索する
2022年10月28日金曜日
ドライブマイカー
家族を不気味な謎の感染症でうしなった主人公。公共交通機関も信用ならないディストピア。もはや安全な場所はなく古い愛車にひきこもる主人公。広島。北海道。無国籍。文明と心の廃墟を訪ねる旅。二十四時間の情事。ラスト。主人公の形見の車に異国の仲間となった証の犬をのせはしる再生した女ドライバー。感染症映画としてこれほどチカラをくれる映画は貴重。
2022年10月26日水曜日
AIで蘇った悪魔
科捜研の女2022第二話を観た。確かに怪奇大作戦化していた。実験的な映像や時にダークな迄のクールさ。そればかりではない。犯人と言うか科学者の人間造形。今回はaiと言う視覚的にも異形のモンスターと言うか超兵器で世に復讐。とても怪奇大作戦的だ。出来れば身体が無い設定なのでシアン発生装置は24年前に仕掛けられていた事にして欲しかった。実際は生きていての孤独で貧相なアパート暮らし昭和しててよかった。
2022年10月23日日曜日
2022年10月21日金曜日
2022年6月15日水曜日
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
2022年6月14日火曜日
サイコ2
中盤。人間というより建物が主役。20年の薄汚れた劣化が効果を深めている。それらがしっかりと再利用されレベッカなどのようなゴシックロマンス映画として立派に成立している。こんなロマンチックな感じは前作には微塵もなく面喰らうくらい新鮮。それどころかモーテルと母屋が繋がっているような錯覚さえあって空間がねじれたsfのようでもある。いやもしかしたら母屋の覗き穴はディスプレイになっててモーテルの監視カメラ映像がそこから見えていたりするのか。これなんぞスパイ映画っぽくもあり更に新鮮。これに先立つ今作前半ノーマンの出所受刑者のようなズタボロ感だが。男臭く土埃立ちそうなアメリカンロードムービーしててそこがしっかり前作の前半とシンクロし同じくハードにフィルムノワールしてて良かった。問題は後半だ。前作はノーマン単独のシンプルなサイキックホラーだったが今作はエイリアン2の如く今度は戦争だと言わんばかりの誰もがサイコパスってか状態で超能力者バトルロイヤルならぬサイコパスたちによるサイキックバトルロイヤルのカオスと化している。精神科医なんかキャリーばりの念動力で念入りに何度もころされるし。ラストでは中盤ロマンスした相手の死の復讐も果たし全てに勝利するノーマン。モーテルの看板に灯を入れ。母の為の母屋の暖房にも石炭をくべ。実母の影を映す窓の母屋を背にモーテルへと向かうシルエット。そうもはや純愛一直線生涯素人童貞貫くフランケンシュタイン系不死身ゴシックモンスター。治療者や模倣犯なんか寄せ付けもしない近代的価値観がナンボのもんじゃいな筋金入り完全無欠サイコパスマシーンノーマンベイツってば素直に無茶苦茶カッコ良い。完全にマーベルコミックのダークヒーロー。聖なる邪神の剣の特注キッチンナイフを手にディズニーホーンテッドマンション仕様の空飛ぶモーテルそのコックピットに乗り込んでアベンジャーズ入りだ。料理の腕もあげサンドイッチも前作より美味しそう。
2022年6月10日金曜日
昆虫大戦争
これはsfではない。本作を観ればコロナで荒れた世界だから戦争が起きた訳じゃなかったとわかる。冷戦体制の復活マイクロ核の氾濫モラル低下など。それらが原因して。何かを予感したのか。辺境のウイルス。本作では昆虫。が本能的に反応して人間界に溢れだした。にすぎない。ある種の免疫反応。まるで神々の深き欲望のような大地信仰の原始宗教宗教映画。
2022年6月3日金曜日
六月の蛇
これは塚本版の生きる。雪が雨に置き換わっているが。変態でもカメラを突き詰めれば人助けが出来る事を教える。お互い引きこもりで潔癖症の仮面夫婦がいかにもな金持ちで。生きるの役人のような。官僚主義に染まりまくった卑屈人種。こんな人種がディストピアを形成する。余談だがイヤホンがローターのようないやらしいツールだと気付かされた。ワイヤレス化でさらにいやらしく。
2022年5月31日火曜日
白線秘密地帯
特に天知茂が印象的。ドキュメンタルな作風に全く相応しくない人生直滑降な人格破綻崩壊っぷりでdvの果ての唐突なピストル自殺。もうこうなるとホラー映画のモンスターだ。ラスボスが住む旧赤線街そのゴシック城が集積したかのような怪奇な雰囲気と住人の存在感。その相乗効果。
2022年5月29日日曜日
2022年5月5日木曜日
劇場版
全体的にしぶめの京都をおしだしたロケ地のうつくしさが印象的。クライマックス超マニアック。一転しホラー全開。そう怪奇大作戦。保存液をあびてマリコの眼が充血。これは呪いの壺。洗脳されおびきだされふらつく廊下。これは京都買います。なんといっても怪奇大作戦な夜道と小早川家の秋ばりのワープ感覚が出色。とにかく東福寺通天橋これで二重の巡礼聖地に。安易な感染スペクタクルではなくその先にあるディストピア化を静かにテーマにしてて良い。
2022年5月4日水曜日
ゴジラvsビオランテ
沢口靖子の魂が小高恵美とビオランテに分割転生。高嶋政伸の防衛隊員とともに悪のゴジラと毎回バトル。変則的設定だがウルトラマンそのもの。vsシリーズどころかミレニアルシリーズにもつながるテイスト。どうりで人気作なわけだ。vsミレニアル。いやいや。科捜研の女にもつながる。まさにレジェンド作。
2022年2月10日木曜日
デジタル舞子殺人事件
舞妓もアンドロイド化。古都はもはやディストピア。仮面ライダーゼロワンヒューマギアが暴走し悪の管理化におちてマギアとされたように何者かがデジタル舞子システムを暴走させ殺人計画をしこむ。
2021年12月2日木曜日
犯人オーディション
犯人が元アイドルで。売れなくなって引退中に引きこもりになって母親にdv。で車椅子沙汰。それを隠しての芸能界復帰の為のオーディション合宿。ドラマにしてはかなり鬱なdv回想シーンだった。胸糞な犯人像。せっかくイケメンぞろいならもっとblっぽさとか少女漫画っぽさとか欲しかった。干し芋とじゃりン子チエの鉄っぽい父親のガンバリ。まぁそれもアリだけど。
2021年11月25日木曜日
マリコvs鑑定王子
ふるさと納税というデスゲームにまきこまれた三人の若者たちの悲劇。地方出身者の悲哀がえがかれている。地方への国家予算はかぎられた税金そこに人気投票型のシステムを導入することで国は枠のうばいあいとしてしまった。それはあたかも近未来ディストピア国家のよう。ミステリー解決の鍵は長スパンの歴史でおこった太陽フレア異常期というsfっぽいトリック。
2021年4月17日土曜日
怪獣残酷物語
ウルトラファイトの魅力はそのロケ現場にある。竹林の中や石畳の海岸それも人影のない。それはまるでsmやアオカンのブルーフィルムのようである。ただただ永遠にくんずほぐれつしているだけ。そういうところが両者共通している。企画者関係者がいかに怪獣にエロティシズムをかんじるタイプの人間なのかがよくわかる。
2021年3月1日月曜日
24年目の復讐
最近。本24年目の復讐の地獄の黙示録との相似に気付く。奥地の人間離れした最強殺人兵士部隊に主人公がシェイクスピアっぽい運命的血縁の不条理もしくは狂気で導かれ。船で向かい。遭遇するという。趣向まで同じ。カーツのようなドクターフーがミステリアスに教祖じみている。一言も喋らないので深い暗黒の思想性宗教性政治性が滲み出す。ロケも地獄の黙示録同様効いていて見事なベトナム戦争の掘り下げ回。
2021年2月16日火曜日
あけてくれ
ユートピアとディストピアは紙一重なのだ。サラリーマンの悲哀というよりガチガチのaiが支配する監視社会管理社会ディストピア物語として観た。完全に濃密過ぎでウルトラqを逸脱した独立な短編映画の名画として成立。カーラジオからの尋常でない渋滞情報はまるで首都脱出のようなウィルスか何かのパニック感ですらある。突如。黒封筒に施されたペーパーディスプレイ越しに出現する友野の顔はまるで1984年のビッグブラザー。ハタマタ赤死病の仮面のプロスペロー王。汚染された下層現実社会から。ヒトリ。逃れ。君臨。aiの神に仕えるカルトの教祖のようでもある売れないsf小説家友野。監視社会管理社会へ直行のインターネットaiテレワーク引き籠りの今日の如き不要不急業従事者の現状。を風刺予言しているようで本作。自分の中ではその脚本も徹底して硬質なのにどこか粘着質で不穏な演出もダブル主演の柳谷寛氏と天本英世氏の名演もゼンブ含めゴダールのアルファヴィルに並ぶ逸品。地下深く見知らぬ都会の隅の自動運転エレベーターで潜って底にあった海に浮かぶユートピア。その造形が何とも遊園地。地下に降りたはずなのに青空と海のデパート屋上ってなここのシュールさは諸星大二郎の漫画にもあった。宇宙ステーションから自動車から何から何までインターネットに繋がり空を飛んでいる。ラストでは相変わらず柳谷氏が千鳥足でさ迷う。もはやゾンビ状態。電車が空を舞う夜の雰囲気。どこかそのヤケッパチさが酒場街にある映画館で観るフカサク東映ヤクザ映画テイストもありツボだし。更に四次元列車から帰還しただけなのに精神病患者どころか高リスク感染病者のように厳重真空減圧強制隔離された女性も怖い。怖すぎる。壁には。この女性が描いたのだろうか。暗黒宇宙絵画。まるで映画マタンゴかエイリアンを想起させクトゥルーっぽい。追伸。洋館お手伝いさん小田急ロマンスカーの3点セットはそのままウルトラセブン緑の恐怖に。円谷一氏のそのメタな遊び心と絶望セカイ系体質に目眩しそう。
2020年10月21日水曜日
かまいたち
地下街の夜。街はずれは川と橋ばかりの町。街工場の騒音と排水の流れる音が一日中ラジオの音に入り雑じって辺りに満ちている。上空は煙突の煙で昼尚暗くすぐそこの手の届きそうなガスタンクの屋上すら有色ガスで見えない。不思議な事にこの界隈にはマンホールが一個もない。たぶん街で一番の低地であり最も底に該当する地区なのだ。ゴミばかりでなく人も流れ流れて吹き溜まる。ぬかるんだ酷道の両側にはビデオカフェかマネキンを飾ったパチンコ屋しかなく舗道には錆びた廃玉や濡れたエロ本が棄てられ踏んでしまうと転んでしまい危険極まりない。よく見るとシャブやピストルの玉のような物も混じっている。治安も悪い。どのビルの壁面にも窓はなく排水口がいくつも並んで口を開け汚水を始終垂れ流している。臭い。以上。囚人カマイタチ氏の専任歯科医が覗いた。氏の。口腔内風景。
2020年9月16日水曜日
雑音と無音の因果律
2020年9月15日火曜日
果てしなき暴走
2020年9月2日水曜日
渋谷怪談 THE リアル都市伝説
2020年9月1日火曜日
かかし
2020年8月27日木曜日
吸血地獄
崖っぷちをドライブ中のカップル文字通りだし何かを象徴してもいる。運転する男がやたらハイテンション猛烈に事故のフラグがたちまくっている。酒に酔っているのかヤクでもキメテイルノカ案の定対向車をよけきれず正面衝突いやよけたせいで崖下に落ちたどっちなのかその辺が曖昧なままフロントガラスが割れアニメっぽく人工血液が飛び散るという抽象的な象徴カットで画面は葬式現場に切り替わる。ここの切り替わりは何度観てもぶつぎり感が凄くやはり極めて異常としか言いようがなく加えて死んだ女の棺から取り出したのか棺に納めようとしているのか男は薬物の小瓶を手にしこんな物飲まなければなどと言っているこれもよく考えると変何より葬式の様子が変その他大勢の振る舞いが全員よそよそしくバラバラで勝手なことばかりしている我関せずで現実的手ごたえが全くない。変なところが長回しだったり変なところがワンカットだったり。兎に角変何か普通と違い浮わついていてドキュメンタリーっぽくも陳腐な学芸会ノリ再現ドラマっぽくもある。円谷一氏の演出の他の作品ウルトラセブン侵略する死者たちの冒頭第三病院をフルハシが訪ねた時の院長の応対のちぐはぐさとかウルトラqあけてくれの冒頭一平がおいてきぼりをくらう所の唐突さとかよく似た異様さなのだ。やはり本作もうすでに冒頭から異次元トリップ夢おちなドラッグフィルム感バリバリに振り切れてしまっている。そんなツブラヤハジメ氏はさりげなくなにくわぬ顔でドラマにメタフィクションという地雷的なモンスターをここ怪奇大作戦でも子供相手に平気でぶちこむようなそんなナイスオトナコドモな屈折好漢なのだ。結局本作ラストのナレーションまで視聴者まきこんで大風呂敷の大嘘っぱち真実は崖下に落ちた車だけ投げ出された男女だけ海岸なのか山肌なのかはわからないそんなマットペイントカキワリ状の岩の隙間にアニメっぽくドクドクと満ちる人工血液郵便配達は二度ベルを鳴らすを観たくなるくらいな乾いたハードボイルドさだ。本作の実体そんなエンドロール部分冒頭の事故シーンとこのシーン正味それだけであって吸血鬼がどうとか死後復活がどうとかドラキュラの末裔がどうとか実はすべてなかった事なのだ。ただヤクはヤクをキメての運転はアブナイですよとさらりとながしてうまくかわしている様子だけなのだ。スポンサーが製薬メーカーだったり売血など当時の放送禁止の時事的話題をあつかっていたりというのもあるかもしれないそれだけただただそれだけな良い意味での陳腐すぎるストレートすぎるテレビ三面記事ウィークエンダー再現フィルムそのものな内容。そうだからこそ本作まさに奇跡的暴力的ヤケッパチ青春ドラッグフィルムたりえている。成功失敗を越えた作例で筆者はその魅力にハマってしまって金輪際ぬけだせそうにもない。ウルトラの父と母ともいえる名コンビが最後に放屁したアニメとドキュメンタリーとベタすぎる特撮が渾然一体となったパンクな作品。
2020年8月6日木曜日
エレベーター
2020年7月27日月曜日
リモートで殺される
追記。屋上でサボりがちの孤独な超能力少女を同級生達がイジメでアジトの体育倉庫に監禁し透視実験を強要したら学校全体が負の力に呪われている事が判明。彼女の超能力をしても同級生を守りきれず同級生達は次々に殺される。
2020年2月5日水曜日
雪崩
2020年1月26日日曜日
女王陛下の007
2019年12月16日月曜日
土門刑事の選択
2019年12月6日金曜日
土門刑事の妻
2019年11月30日土曜日
ミステリーの達人 ドクターKの失敗
2019年11月10日日曜日
吸血地獄
2019年11月8日金曜日
育てよ!カメ
2019年10月8日火曜日
どぶ
製作年 1954年
製作国 日本
配給 新東宝
上映時間 111分
スタッフ
監督 新藤兼人
製作 吉村公三郎
脚本 新藤兼人、棚田吾郎
撮影 伊藤武夫
音楽 伊福部昭
美術 丸茂孝
録音 長岡憲治
照明 田畑正一
協力 山田典吾、絲屋寿雄、能登節雄
キャスト
ツル 乙羽信子
ピンちゃん 宇野重吉
徳さん 殿山泰司
ほか