2024年7月17日水曜日

私はゾンビと歩いた!(1943)

絵画に美人画なるジャンルあるように美人とはいいもので。芸術とくに映画においては。ひろく応用がきく。たとえば小美人。モスラにおけるインファント島の。恋人の。南くんの。人造美人は星新一だし。そして死美人。ポーの小説でおなじみだ。いかにもボードレールなどの世紀末詩人がこのみそうな題材。ベッドによこたわる美人をゆびさし医者がこういうだけでもう映画になってしまう。彼女は死体です。でも不思議なことに。いきているのです。さらに。彼女は生体です。でも生命反応はなくしんでいるのです。ターナーにヒッチコックの偏執とにかく美人をさらに美人にみせるノワールなカメラもはや変態的。文学では谷崎潤一郎の筆か。

2024年4月24日水曜日

ぐるぐるメダマン#28地獄の鬼が迎えに来るゾー

最終回エンディングテーマにかさなる嵐の雨に身をさらす姿それは。まるで雨の路上を裸足でたちあがりあるきだす社会派女性自立映画の主人公。本作は帰ってきたウルトラマン最終回同様。公害や交通戦争に負けるなと。当時の子供達への応援歌となっている。上原正三のペシミスティックなディストピア感とは違って。ウルトラマンエースへの布石。


2024年4月3日水曜日

生きる1952黒澤明監督作品

最高度の濃度密度強度をもつポリティカルフィクション映画。前半はカフカのような変身不条理ロードムービーで無声映画メイクとノワールな表現主義技法が圧倒的。後半は真のポリティカルフィクションみるなら本作の志村喬と日本沈没の丹波哲郎はたまた仮面ライダー第二クールでショッカー支配に喘ぐ日本を救いにアメリカからやって来た千葉治郎扮するfbi捜査官滝和也かれらがいまのディストピアな現実にいてくれたらとつよくつよくおもわずにはいられない。帰ってきたウルトラマン仮面ライダーにつらなる真の義賊変身ヒーロー像がここに。

2023年12月7日木曜日

すばらしき世界2021

コロナや戦争とかでai化ディストピア傾向にある昨今の社会は窓口とかで複雑でヒヤヤカな対応をうけがち。昨日もケータイ窓口でそれに遭遇。軽度の瞬間湯沸かし器の自分でも血圧があがる。本作は社会派難病告発映画である。降圧剤にたよっていきるしかない瞬間湯沸かし器高血圧患者。ますますいきづらい。降圧剤。常用ではなく。特効薬というか本当によい薬が開発されることをいのらずにはおれない。

2023年12月1日金曜日

八つ墓村

おちのびた吸血鬼がゆきだおれた村のはずれで質素にいきのびようとしていたのに村人に当局へうられて虐殺されてしまう。末裔の女吸血鬼が復讐のパートナーとして同胞の吸血鬼男を街でひっかけ色じかけでディストピア村に監禁。まるでカフカの城のよう。そしてベトナムやオキナワの排外差別主義をかんがえさせられる。復讐のターゲットの村の地下は地球防衛軍のようにひそかに吸血鬼の本部要塞化がなされていた。そこには屍蝋化したドラキュラ伯爵。村の双子の老婆を死後もテレパシーであやつり復讐計画はすすめられる。ジョナサンハーカー役にはショーケン。ヘルシング役には寅さん。とにかく吸血鬼をやさしくうけいれてくれたようにみせかけ。てのひらがえしする村人がこわい。葛飾柴又寅屋車屋のように誰でもわけへだてなくうけいれやさしくしてくれる場は夢物語なのだろうか。もう地下トンネルとかソックリで。ガザ経済封鎖地区かよ。世界はもはや巨大なイスラエル八つ墓村。ベルリンの壁エイジに逆もどり。

2023年11月25日土曜日

あばよダチ公(1974)

製作国日本。上映時間93分。もしかしたら本作と野獣死すべしのエノケンヤリスギナンセンスドタバタコメディアクション演技は地続きなのかも。共に優作は探偵物語風な軽いメタコメディ演技ではないしジーパンとも違う。ライトでウケの良いテレビ向けじゃない。野獣での自嘲的かつグロテスクな教祖風人物。盛大にカルト教団的な物かつ集団主義的な物や権威権力を笑い飛ばしているよう。そうそんな風に彼の本質はもっとバンツマのような戦前無声映画的カイブツ。何処迄も異形の存在としての孤独の影。クリストファーリーやブルースリーのような怪優。優作の立ち姿にはそこはかとそんな孤高の自嘲的ユーモアが感じられる。はっきり言う。テレビでの人気者に成る時間があったらモット腐る程プログラムピクチャーに出て欲しかった。本作や野獣死すべしのようにツヨシナガブチヒトシマツモトなカリスマを否定しショーコーアサハラな教祖性を解体しまくる岸田森や伊丹十三や小沢昭一な痛快なモンスターとして。そんなプログラムピクチャーがまだあまりにもすくなすぎる。ゴミのようにあふれているようにみえるカルトVHS作品だが正規一般むけ娯楽作品にくらべたらかなしいくらいこころぼそい絶対数だ。そしてナントイッテモ幼児番組のヒーローとして身障者のカリスマとして。ゴジラのように。ミシマのように。

ア・ホーマンス

ラスト10分のカタルシス。これぞシン仮面ライダーv3。風のようにあらわれ巨大なサングラスを装着して変身する松田優作の姿はまさにライダーマンそのもの。うたれた石橋凌にジャンパーをかぶせるとみせかけ一瞬で改造蘇生手術をほどこす。これもv3にライダーマンがほどこした手術そっくり。奇妙な底辺の改造人間同士の友情を最高の東映魂でえがいた永遠不滅の大人のための東映特撮。片桐竜次とポール牧の不気味さはショッカー怪人以外何者でもない。