ガラモンは名前ではない。ガラダマに積まれたモンスターだからガラダマモンスターその略。ガラダマの飛来は侵略ではない。原子炉そのものの不法投棄である。セミ人間は清掃局員もしくは演歌ずきなダンプの運ちゃんつまり底辺労働者。廃棄場に派遣されガラモンを誘導。エイリアンのゴミ運搬宇宙船員って設定もたいがいに底辺だったが。ガラダマのガラはガラクタのガラでゴミアクタの意味もある。もはや侵略以上の始末の悪さか。ガラモンはロボットである。それも大きさすらまちまちな三流大量生産品。なぜならガラモンそのものが移動可能な原子力発電所だから。手や足の装甲は剥がれやすく使い終わったら使い終わったで厄介な旧式の原子炉。それを廃棄物用コンテナであるガラダマに乗っけて宇宙の果てから地球に向けて奴ら片っ端から廃棄しているのだ。ついでにゴミにICチップタグを付けるように電子頭脳の小型のガラダマまでおまけして。しかしそんなエコロジーな文明批評や詳細説明は表立ててやったんでは効果半減。ヘドラがそう。説明し過ぎ。そういうのは背景におしとどめてこそ真の文明批判なのだ。その点ウルトラqはすばらしかった。ゴジラ第一作もそうだし怪奇大作戦もそう。だからガラモンが動く廃原子炉であり制御不能で口からメルトダウンするとかという設定よりもいったん電波を遮断されるとふたたび電波を流してももう二度と作動しない点。つまり電波は墓場つまりゴミ捨て場所定位置への一度きりの誘導電波にほかならないという何かひどく無常感漂うあのラストそう文楽とか能とか今回のラストタンゴっぽい設定演出編曲の方が世紀を越えて残る古典においては何倍も重要なのだ。
2023年9月9日土曜日
2023年9月8日金曜日
007ゴールドフィンガー
スパイ映画と探偵映画のちがいはどんなところだろうか。事件へのとっかかり。か。探偵映画はあやしい美人の依頼人が事務所をおとずれ。スパイ映画はハイテクなツールで連絡がはいり探偵映画のようにむこうからではなくこちらから秘密基地めいた場所を訪問しこうるさい上司から詳細をきく。ところから物語がはじまる。第一作第二作でのボンドはどこか探偵めいていた。おかげでしっかりハードボイルドしてた。しかし本作のボンドはかかわる女という女がしんでゆくしハードボイルドというよりどこかボーヨーとしてて人間失格な太宰治みたい。つまりいきた人間感がなくその不死身さもどこか幽霊っぽいということ。そこが本作の。いや本シリーズの自分としては最大の魅力。逆に悪役が人間くさい。ブレードランナー味といえばよいのか。そんな傾向はいよいよ定着していくが本作が一番あやしくて怪作なシリーズ第三作。
2023年9月7日木曜日
フェイクプラスティックプラネット2019
2023年9月6日水曜日
ゾンビの誕生ナイトオブザリビングデッド1968
正に仁義なき戦いのような集団抗争劇。立て籠った家はまるで都市のように広い。広く感じる。こういうパノラマ表現がロメロはホントうまい。恐怖と謎に満ちた二階。二界か。女の独り暮らし。だったのか。ノーマンベイツの母親か。そして地下室の地下グループのその唐突な見事な登場の仕方など続猿の惑星などは勉強すべき点が。拠点は本部は一階か地下室か。のディスカッションも素晴らしい。クライマックスははからずもの二階と一階のチームプレーで一瞬だが無敵要塞のおもむきに。ラストでの地下室の使い方そのスケール感。正に教科書というか密室ゾンビ劇の原点にして聖典。
2023年8月31日木曜日
第3話
テキストマイニングならぬ音声マイニング。よくあるシリアルキラーのプロファイリング物だけど。深めたら傑作になりそうな脚本。起こる全ての通り魔事件が一人の犯行ではなくて一件毎に違う犯人がのネットを駆使しての模倣犯。そんな事態を考えてしまった。今や時代はサイコパスを超えた胸糞さで。もはやディストピアとしか言いようのない暗黒さ。底辺同士がデジタルリアル問わず鬱憤を晴らし合うリアルsns社会。そんな暗黒時代だからこそ。細やかな情緒や人情が事件を解決だけでなく未然に防ぐ。これからのai犯罪時代の刑事ドラマは一周回って昔に戻るのかも。老刑事の奥さんの息子への無償の愛が犯人をシリアルキラーに追い詰める事なく傷害致死と模倣犯に逆に押し留めたのでは。そう考えると。泣ける。同じディストピアでも先日観た藤井秀剛監督の映画猿ノ王国が復讐心にアクセルし血みどろの結末になるのと対称的。
2023年8月24日木曜日
第2話
廃墟化したビルの高層階その屋上のペントハウス。犯人と疑われた被害者の叔父。勘当されて。野鳥探偵を開業。ペントハウスはその探偵事務所か。カッコイイじゃないか。傷天してるじゃないか。廃墟ビルの高層エリアは。野鳥も集まって来るし。ワケアリ女も集まって来る。しかし。ところで。それにしても。真犯人。ボロ船に死体を乗せて河流しとは。風流風情どころか時代劇かよな時代錯誤な怪談感。夏らしいと言えば夏らしいけど。
2023年8月20日日曜日
2023初回2時間スペシャル
櫻井武晴脚本兼﨑涼介監督。強盗闇バイト実行犯の若者二人が良い。移民スラムのような地区に住む大男は偶然の殺人犯に堕す。闇バイトを渡り歩いていたのか痩せた方の男。あんなに饒舌だったのに今じゃ別人のように負のオーラ濃く。挙げ句の果てが爆死。二人のアイダに人間的交流は皆無。真犯人は殆ど狂人なコンサル野郎。充分一本の胸糞映画っぽい。