2017年5月8日月曜日
マンモスフラワー
ビルの隙間や下水道などの人目につかない都市の空間へと知ラヌ間に巨大食虫植物が枝や根を伸ばし都市そのものが怪物と化し、いつの間にか我々は、その内部に取り込まれた虫のように体液を吸い取られ消化される。そんな悪夢のようなイメージが本作の前半で。後半は怪物の最期と、植物系モンスターの常だが、その本質がエコ的に見て善なのか悪なのか、根源的難問を突きつける。結局マタンゴやゾンビも同じで。植物化やゾンビ化の恐怖とは巨大な全体に取り込まれ、個としてのアリカタを奪われる怖さ。野蛮の本能と遺伝子のノリモノという事態に支配されて、それでよし。と出来ない近代人のアキレス腱を突かれる。確かに、そういう類いのホラーが一番怖い。皇居の、お堀に伸ばされた蔦はテンノー制なミシマ的問題すら突きつける。
2017年5月7日日曜日
海底原人ラゴン
マンのラゴンの崖落下シーンがもしかしたらqのそれの流用だったかなとおもい確認のため再度視聴してみた。流用ではなかった。それよりタイトルバックにひかれた。水中カメラでの海中をたちのぼる気泡。24年目の復讐。
2017年5月5日金曜日
大爆発五秒前
初期のウルトラマンって独特の魅力がある。フランケンシュタイン対地底怪獣のフランケンかサンダが仲間が危機に陥ると毎週山からサッと降りて来てその窮地を救いサッと山へ去って行く。もしくはその不死身さでバラバラになって生死不明のまま終わる。そんな哀愁の巨人獣人なフゼイがある。ヒーローじゃない。怪獣と同列のモンスター。異形のダークヒーロー。ラゴンはqの中でも非常にクトゥルー神話的な怪獣で本作のマンますます神話的な謎の巨人めいている。またラゴンの撮られ方もガイラっぽくてホラーだしマンとのバトルからはサンガイを彷彿。qラゴン編のサスペンスな感じがストレートにスケールアップしてる。本作。ラゴン再登場編を超えて。もはやフラバラサンガイオマージュ編というオモムキで。あのジラース。ゴジラオマージュ編に並ぶ。シーンとしても山の崖の中段に引っ掛かった核弾頭へと命の危険かえりみず手をソッとのばすとこなどフランケンが高島忠夫を助けるとこと重なってグッとくる。また世界大戦争で使われたあの特徴的な禍々しい核爆発の火球特撮が流用されているしマンがフランケンと同様。原爆への耐性が強いことも暗示し。静かな反核メッセージ。あと巨人サイズのラゴンが小さな人形のようになって墜落していく崖。そんなスケールの崖。サイズ的に有り得ないと思え府に落ちなかったが。放射能のため人格崩壊巨大化狂人化。ラゴンの出現の悲劇的なジャミラを越える事情を考えれば殺獣光線でリアルに焼き殺したりするよりは夢が残って良いか。と思えてきた。そういったとこがサンガイって見ていてやりきれないので余り好きではない。海底火山での最期の時。ガイラ。もう光線で弱りきっていたように見えるから。ラゴン。それとも最期くらいは人間サイズに戻してやろうというスタッフの優しい心遣いか。
2017年5月4日木曜日
レッドマン
霧立ち込める中世の森の中から。ガラモン登場。もはや生前の面影はどこにもなく全身は腐敗しきってゾンビそのもの。やけに牙だけが目立ち吸血鬼にも見える。枯れ木立越しの決闘シーンがゴシック。最後は柄が十字架状の槍で串刺しにされる。あおむけに倒れ柄の十字架部分が墓標のようになる。メフィラス登場。古タイヤなどが不法投棄された山間の荒れ地。今付近に死体を埋めた犯人同士の仲間割れか。ぎらつく太陽の下で揉み合う両者。呑んでいた刃物にいきおい余って。
2017年5月3日水曜日
円盤が来た
ラストに鳴り響くサイレン昼休みではない。円盤か星間ミサイルの空襲警報。セブンの世界は近未来の星間戦争有事下。瓦礫は積み上げられ基地以外は爆撃のためかコトゴトク荒廃している。フクシンのように難民化しヤクに溺れる者多数。荒廃の極に達っしている。そんなベトナム状況下での。全てはフクシンの幻覚だった。そんな落ち。これが本作の実体。ペロリンガ星人などハナッカラ存在しない。だからサイケデリックな姿で戦闘もサイケデリックな音と映像。ウルトラ勲章授与とかデタラメ。第四惑星の悪夢はゴダールだったが。リチャードレスターばりの皮肉に満ちた痛快サイケ編。
2017年5月2日火曜日
『緊急指令10-4・10-10』「海獣半魚人の反逆」
たぶん怪奇大作戦24年目の復讐の水棲人間も本作の半魚人のように犯罪に加担させられたかさせられそうになったか。可能性はじゅうぶん考えられる。もしくは手探りで川や池の底でヘドロの中からいわくつきの貴金属をすくいあげ細々とその筋の輩と裏取引してたか。海の洞窟や都市の下水はいつだって組織と切り離せない。あの美女と液体人間ではないが。可能性はじゅうぶん考えられる。同時に。汚染された河川。体にも心にも悪影響がしっかりあるはず。そんな感じは天本英世の演技からもじっさい感じ取れる。本作の半魚人の身の上も脳を提供させられた男の身の上もすさまじいもので。両者どこからつれてこられたかなどのはっきりとした背景は語られないが。陰謀うずまく下層社会にひろがる。人身売買臓器密輸的な。闇の深さが垣間見える。そしてその中で利用され捨てられるどん底の名もなき犠牲者たち。これぞ暗黒街。さてもう一度本作。怪奇大作戦同様。子供番組にしては。そのオープニングからして暗黒街ものテイスト溢れるシーン。最初から楽しむとするか。
2017年5月1日月曜日
24年目の復讐
本作前半と後半の落差が良い。横須賀の如何わしさとビッチテイストの女。御決まりの乱闘。正に東映女番長っぽいイエロースプロイテーションムービー。それが島に渡ってからは打って変わって戦争の傷跡を巡っての重いディスカッションドラマに。同じく怪奇大作戦傷だらけの青春名編シリーズ。筆者勝手に命名。吸血地獄と双璧。吸血地獄の落差は前半が重々しい捜査調だが後半が日活藤田敏八調。
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